弁護士法人かごしま 上山法律事務所 TOPICS

業務の中から・・報道を見て・・話題を取り上げます。

志布志事件・大崎事件集会 全面可視化&全面証拠開示 ~えん罪被害者が語る刑事司法の問題点~

2012-10-06 | 志布志公選法違反事件・国家賠償訴訟関連
全面可視化訴え集会=冤罪被害者らも参加―鹿児島(時事通信) - goo ニュース

※引用


全面可視化訴え集会=冤罪被害者らも参加―鹿児島

 冤罪(えんざい)事件が二度と起きないよう、取り調べの全面可視化などを求める集会が5日、鹿児島市で開かれ、足利事件で再審無罪が確定した菅家利和さん(65)らが出席した。

 集会では、取り調べ手法の違法性が問われた志布志事件の国賠訴訟や、第2次再審請求中の大崎事件の現状を弁護士らが報告。冤罪被害者らによるパネルディスカッションも行われた。

 菅家さんは「取り調べ中、殴られたり蹴られたりした」と訴え、全面可視化は絶対必要と強調。布川事件で再審無罪が確定した桜井昌司さん(65)も「無罪と証明できる証拠が35年も隠されていた」とし、「(裁判員裁判の影響で)多少は証拠開示されるようになってきたが、それでは駄目。全て開示すべきだ」と語気を強めた。 


ナマの声は迫力がありました。
報道陣もたくさん来ていました。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TK生)
2012-10-06 17:11:07
一連の志布志事件は,刑事事件としての冤罪の問題のみならず,取り調べ手法に関する国家賠償事件や,秘密交通権侵害の国家賠償事件など,様々な論点で歴史に残る事件だったと思います。
また足利事件に関しては,私も横浜で菅家さんのお話を伺ったことがあります。
もう少し近ければ集会に参上したかったです。
コメントありがとうございました。 (ueyama )
2012-10-06 18:54:57
TK生さま、コメントありがとうございました。
まだまだ、国賠事件の本人尋問は続きます。
昨日のコメントの中では、
原田さんの、可視化反対の本質的な理由は、警察の検挙率の低下ではないか。という発言。
河野さんの、テクニカルなことよりも、発想的なところで、検挙して有罪判決を得れば勝ち。無罪判決なら、負けという価値観でいくと、検証するとか、原因はどこにあるかにつながらないのではないかという発言。
がとても印象的でした。

コメントを投稿