気軽に歩ける　おすすめ国有林　ＨＰで紹介県内は７か所

　林野庁東北森林管理局は、シニア世代が軽装でも気軽に散策ができる国有林を紹介する「 森呼吸（しんこきゅう） のできるお手軽健康ウォーキング ＢＯＯＫ（ブック） 」を作成し、ホームページ上で公開した。

　同局が管理経営する東北５県（福島を除く）の国有林（総面積１６５万ヘクタール）の中から、２４か所を選定した。スニーカーなどで歩けて、比較的高低差が少ない場所を厳選し、岩手県内からは県別最多の７か所が紹介されている。

　マップには、日本一の「白樺美林」（平庭高原お手軽散策コース）、ダイナミックな海岸線と潮風香る森林浴（北山崎の絶景　三陸復興公園）などのおすすめポイントや、交通手段、季節ごとの写真ギャラリーなどを掲載。散策時間や歩数の目安は、５０～６０歳代の身長１メートル５０～６０程度の職員による実測値を参考に算出した。

　同局計画保全部の山根則彦部長は「最近では、針葉樹から多く発散されるアルファピネンという物質を嗅ぐことで認知症予防が期待されるなど、新たな研究も進んでいる。各森林管理署で知恵を出して、ブックを普及させたい」としている。問い合わせは同局（０１８・８３６・２０１４）へ。