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「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」は、森で自然と朽ちていく木々のように、やがて傷みや割れが生じ、土に還っていくまでの木の“生涯”をじっくりと味わうことのできるライフロングな植木鉢です。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。1

2015年6月「インテリアライフスタイル東京」で「ヤングデザインアワード」を受賞し、2016年2月にはドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。2

会場で「Timber Pot」を手に取った欧州のジャーナリストが「心の琴線に触れる、素敵なプロダクトですね」と語ったように、海外のバイヤーや大手メディアからも、高く評価されました。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。3

「Timber Pot」の“生みの親”は、福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。

越前漆器の産地として1,500年以上の歴史を有する河和田地区は、漆器の土台となる木地を製作する「木地師(きじし)」、木地に漆を塗る「塗師(ぬし)」など、漆器製作の専門職人が集まるエリアで、山々に囲まれ、四季の移り変わりが豊かに感じられる、静かなまちです。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。4

酒井さんは、このまちで、2014年に木地師として独立。所有者から譲り受けた建物を仲間たちとともにリノベーションし、2015年秋「ろくろ舎」の工房兼ショップを開設しました。

ほんのり木の香りが漂う工房には、毎日カラカラとろくろの回る軽やかな音が響き、お椀などのベースとなる「木地」が製作されています。

making of ROKUROSHA from kazutoshi hasegawa on Vimeo.

酒井さんは、木地師としての技術を継承しながら、持続可能な未来に向けた活動にも積極的に取り組んできました。

その先駆けとなったプロダクトが「Timber Pot」。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。5

緑の豊かな河和田地区を仕事と生活の場としている酒井さんは、手入れが行き届かずに荒れていく森林の現状や、貴重な資源であるにもかかわらず有効に活用されないまま無駄になっている間伐材のことが、気にかかったそうです。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。6

酒井さんは、工房の向かいの製材所で山積みされている間伐材を、ろくろでひとつひとつ丁寧に削りだし「Timber Pot」を完成させました。

「土に還る」というコンセプトのもと、杉などの間伐材を丸太から削り出してつくられた「Timber Pot(ティンバー・ポット)」。生みの親は福井県河和田地区に拠点を構える「ろくろ舎」の酒井義夫さん。インテリアライフスタイル東京やヤングデザインアワードを受賞し、ドイツ・フランクフルトで開催された国際見本市「アンビエンテ(Ambiente)」にも招待されました。7

さらに「Timber Pot」がきっかけとなり、酒井さんと思いを同じくする人々が日本各地から集まりはじめ、新ブランド「Local Timber Pot(ローカル・ティンバー・ポット)」が創設されました。

「Timber Pot」をベースとしながら、神戸市六甲、大阪府松原市、高知県四万十川、奈良県吉野など、各地の間伐材を活用し、地域別のオリジナル商品を製作しています。

「Timber Pot」は、一見シンプルながら、工芸技術を地道に継承する職人魂と、グローバルな視野で事象を捉える豊かな感受性、そして、具体的なアクションにつなげる行動力から生まれた、実に奥深いプロダクトといえるでしょう。

ろくろ舎
ろくろ舎オンラインショップ

Photographed by Yukiko Matsuoka

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