店舗少ない地域へ共同出店 リンガーハット・ハチバン
資本・業務提携を決めたリンガーハットと、北陸を中心に「8番ラーメン」を展開するハチバンは14日、都内で記者会見した。共同持ち株会社の設立に向けて協議を進めるほか、両社が手薄な国内の地域で、それぞれのブランドの店を協力して出店するという。さらに「2年かけて完全統合するか判断する」との考えを明らかにした。
これまでリンガーハットは北陸3県には店舗を出していなかった。リンガーハットの米浜和英会長兼社長は「今後、北陸では同じ敷地に共同出店していきたい。ほかの地域ではリンガーハットの店舗がハチバンに変わることもある」と述べた。
ハチバンの後藤克治専務は現在店舗のない関東への出店について、「東京では3度進出してすべて失敗したが、リンガーハットのノウハウを活用して(4回目の)出店を検討したい」と意気込みを語った。
ハチバンはタイなどのアジアに出店している。米浜会長は「共同で日本食レストランを造る案などを検討している」と話した。
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