形成外科医でタレントの西川史子(42)が12日、レギュラー出演中のTBS系「サンデー・ジャポン」(日曜午前10時)に生出演し、元葛飾区議で会社役員の福本亜細亜氏(39)との協議離婚について、自分から切り出したと明かした。

 「別居は私から言った。『外に出ていく仕事なんで、君は家にいていいよと』(と言われた)。離婚は私が言いました」と語った。そして、これまでは“夫婦不仲キャラ”などと言われてきたが「今後“離婚キャラ”でいきます」と宣言した。

 西川はこの日、真っ白な衣装で登場。司会の爆笑問題・田中裕二から「話題作り?」と聞かれると「ないです。(番組で)何回か出ていっちゃった、とか言いましたけど…。私が至らなかったんですね。嫌われたんでしょうね」と神妙な表情で後悔の念を口にした。

 離婚の原因を聞かれると「お互いに頑張ろうとしたんですけど…。彼が浮気をしたとか私が浮気したとかではないのに、家を出て行きたいというのは、私がいけなかったんだと」と、あくまで自身が離婚の原因であると強調。「理想の家庭像を私が強く持っていた。そこが違うと怒ってしまう。父親、母親が(一緒に)ご飯を食べるのが当たり前だと思ったし当てはめたかった。旅行も何回も行くとか…」と、自身の考えを福本氏に押し付け過ぎたことが、離婚の引き金になったと語った。

 また、医師と並行してタレント活動を続け、番組で私生活について語ったことも、福本氏の負担になったと分析。「私が番組で『出て行っちゃった』と言うと、彼のところに、何年も連絡がない友達とか、何件も電話が来たりして苦しめちゃった。私が医者だけをやっていたら、起きなかった」と語った。そして今まで、いろいろな番組で芸能人の離婚などに意見を言ってきたことについて「今まで人にいろいろ言ってきた者として…(男女は)価値観も性格も一致してないし…最初からみんなそう。夫婦間は言えないことがいっぱいあるんだなって。みなさん、ごめんなさい」と、言い過ぎだったことを反省した。

 「昨日、この件を出して結構、傷ついている」と言ったが、共演者からもいろいろ突っ込まれた。太田光に「人生勉強になるんだ」と言われると「うるさいよ!!」と強気に言い返した。この日、エレベーターで一緒になったという平成ノブシコブシの吉村崇からは、「あんなに逃げ出したいエレベーター初めて」と言われ、その時初めて笑い「別れて良かったな」と言われると爆笑した。テリー伊藤からは「いつから?」と、夫婦間のズレが始まった時期について聞かれ「最初からですね。私がきついんですかね。ばかだな、ダメだな、と言われるのが夢だった。それがかなわなかった。守ってあげたい、という女性になれなかったんだと思う」と答えた。

 各共演陣から「次は?」と再婚について聞かれ「今は…」と即時の再婚は否定したが、「最初から、言っていこうと思う」と、自身の思いをしっかり相手に伝えていくことを、離婚から得た教訓として口にした。

 西川は放送前日の11日に、都内の区役所に離婚届を提出した。10年2月に結婚後、1年前から離婚について考え始め、昨年11月から別居。その後、何度も話し合った結果、年明けに離婚を決意。慰謝料はなく、この件に関する会見の予定もないという。