杉吉さんは20代のころから毎年暮れにギャラリーユリイカで個展を開いてきた。
ユリイカが昨年の夏に閉まって、初めて、個展を休んだのが昨年。
今回は、1年10カ月ぶりである。
100号クラスの大作は1点のみ。ほかは小品で、厚紙にアクリル絵の具で描いたものが多い。
大作の「消えた惑星」。
21世紀に入ったあたりから取り組んでいる、白っぽい背景に、架空の生き物を横から描いたシリーズである。
今作では、胴体の部分が実在感を失い、ひょろひょろとうねる線によって表現されている。
もっとも、当初は黒々とひいた線を、灰色に変更してひき直したり、途中で絵の具が切れて線が中絶したり、はた目で見るよりは大変だったという。
骨になっている4本の脚の付け根は卵のような形状をしているが、ここも最初は赤々とした肉で描いたものの、おとなしい色に手直しするなど、見えないところで修正がされているそうだ。
それにしても、これらの生き物は、いったい何者で、どういう作者の思いがこめられているのだろう。
親しみやすそうでいて、安易な意味づけを拒んでいるようにも感じられるのだ。
杉吉さんはぜんぜん年をとらないように見える。
「すばらしい個展だったと、(ブログに)書いといてよ」
と、まじめな顔で愉快なことを言うのもかわらない。
自由美術会員、全道展会員。
出品作は次の通り。
星の教え
新月
女の顔
舞う
羽の生きた女
朝日を浴びる女
光る柱
抜け出せない女
消えた惑星
王子
神殿
マルディック
2009年10月12日(月)-17日(土)午前11時-午後7時
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
■自由美術北海道グループ展(2008年)
■杉吉篤個展(07年)
■自由美術/北海道グループ展(2007年)
■第2回 野外オブジェ展in栗沢(03年)
■杉吉篤個展(03年)
■杉吉篤個展(02年)
■杉吉篤個展(01年)
■杉吉篤個展(2000年)
ユリイカが昨年の夏に閉まって、初めて、個展を休んだのが昨年。
今回は、1年10カ月ぶりである。
100号クラスの大作は1点のみ。ほかは小品で、厚紙にアクリル絵の具で描いたものが多い。
大作の「消えた惑星」。
21世紀に入ったあたりから取り組んでいる、白っぽい背景に、架空の生き物を横から描いたシリーズである。
今作では、胴体の部分が実在感を失い、ひょろひょろとうねる線によって表現されている。
もっとも、当初は黒々とひいた線を、灰色に変更してひき直したり、途中で絵の具が切れて線が中絶したり、はた目で見るよりは大変だったという。
骨になっている4本の脚の付け根は卵のような形状をしているが、ここも最初は赤々とした肉で描いたものの、おとなしい色に手直しするなど、見えないところで修正がされているそうだ。
それにしても、これらの生き物は、いったい何者で、どういう作者の思いがこめられているのだろう。
親しみやすそうでいて、安易な意味づけを拒んでいるようにも感じられるのだ。
杉吉さんはぜんぜん年をとらないように見える。
「すばらしい個展だったと、(ブログに)書いといてよ」
と、まじめな顔で愉快なことを言うのもかわらない。
自由美術会員、全道展会員。
出品作は次の通り。
星の教え
新月
女の顔
舞う
羽の生きた女
朝日を浴びる女
光る柱
抜け出せない女
消えた惑星
王子
神殿
マルディック
2009年10月12日(月)-17日(土)午前11時-午後7時
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
■自由美術北海道グループ展(2008年)
■杉吉篤個展(07年)
■自由美術/北海道グループ展(2007年)
■第2回 野外オブジェ展in栗沢(03年)
■杉吉篤個展(03年)
■杉吉篤個展(02年)
■杉吉篤個展(01年)
■杉吉篤個展(2000年)