ドキュメンテーション生成ツール「Sphinx」をJavaScript向けに改良した「sphinx-js」

 Mozillaの開発者は7月14日、ドキュメンテーションツール「Sphinx」をJavaScriptで利用するためのツール「sphinx-js」の最新版「sphinx-js 2.0.1」を発表した。大規模なJavaScriptプロジェクトで利用できるドキュメントツールだという。

 sphinx-jsは、Pythonドキュメントで使われているドキュメンテーションツールであるSphinxをJavaScript向けに改良したもの。従来JavaScriptで使われていたドキュメンテーション生成ツール「JSDoc」では不十分な大規模なプロジェクト向けとしている。MozillaのJavaScriptフレームワーク「Fathom」で利用するために開発が進められたとのことで、ライセンスはMIT License。

 標準的なJSDoc形式のコメントとタグを理解でき、Sphinxの特徴である複数言語/複数アウトプットフォーマットのサポート、インデックス機能、用語集生成、検索、相互参照といった機能も利用できる。JSDoc形式のコメントを維持できるため、Closure CompilerなどのJavaScriptツールと互換性があるとしている。

Sphinx-js
https://pypi.python.org/pypi/sphinx-js/