月山短角牛、元気よく 鶴岡・羽黒の牧場で放牧スタート

2023/6/1 11:29
月山短角牛の放牧が始まった=鶴岡市羽黒町

 農福連携に取り組む社会福祉法人「月山福祉会」(鶴岡市、石川一郎理事長)が飼育する「月山短角牛」の放牧が30日、同市羽黒町にある庄内町放牧場「月山ドリーム牧場」で始まり、23頭が広さ44ヘクタールの放牧地に放たれた。

 同会は2011年から畜産事業に取り組み、20年から短角牛の飼育を本格化している。排せつ物は堆肥としてだだちゃ豆などの農産物の生産に活用。農畜産物の高品質化により、知的障害者を中心とする利用者約70人の工賃アップを目指している。

 短角牛は計55頭を飼育しており、今シーズンは首都圏への出荷用や、お産を控えた9頭を除く計46頭を9月まで放牧する計画。この日は施設利用者や職員10人が集まり、事前に牛舎で体重測定など必要な検査を済ませた23頭を放牧場に運び入れた。残りの23頭は6月9日に放す。

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