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特別展「禅―心をかたちに―」開幕!

臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅―心をかたちに―」が、ついに10月18日(火)に開幕しました!
開幕に先立ち、10月17日(月)に開会式・内覧会を行い、多くのお客様にご出席いただきました。


開会式には、こんなにたくさんのお客様にご出席いただきました

本展は、鎌倉時代から江戸時代にいたる日本における禅の歴史を、禅宗寺院に花開いた禅の美術で辿る展覧会です。
作品数はなんと計239件! 国宝22件、重要文化財102件を含む、禅の名宝がトーハクに集まります。


まずは禅の初祖達磨さんがお出迎え

会場は5章構成になっています。
第1章・2章では禅の歴史について、第3章では戦国武将と禅僧の関係について、それぞれ作品を通してご紹介します。


第3章 左は「織田信長像」 狩野永徳筆 安土桃山時代 天正12年(1584) 京都・大徳寺蔵
11/6(日)まで展示

第4・5章では仏像や仏画、茶の湯、水墨画、障壁画など、禅宗寺院にまつわる禅の美術をご覧いただきます。


第4章展示風景


第5章展示風景


第5章 重要文化財「南禅寺本坊小方丈障壁画のうち 群虎図」 狩野探幽筆 江戸時代 17世紀 京都・南禅寺蔵
場面替えあり。この場面は11/6(日)まで展示

なかには、禅の教えを分かりやすく示した作品や、近世禅画を代表する白隠の作品もあります。
「禅なんて難しそう…」という方も、会場を出る頃には「禅についてもっと知りたい!」と思われるのではないでしょうか。


第3章展示風景 白隠の作品が並びます

臨済・黄檗両宗15派の全面協力のもとに実現した、過去最大級の禅の展覧会です。
まさに「禅宗美術展の決定版」といえます。

また、会期中はお坊さんによる「禅トーク」や、禅語を書く「写禅語」、「尺八コンサート」など、禅を体感できるイベントが盛りだくさんです。

会期は10月18日(火)~11月27日(日)です。
*会期中、一部作品、および場面の展示替を行います。作品リストはこちらです。
この秋、トーハクで禅の美を堪能してください!

カテゴリ:news2016年度の特別展

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posted by 宮尾美奈子(広報室) at 2016年10月20日 (木)