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当世・就活生事情/下 通年採用へ、情報感度高めて

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学生の就職活動について話す田中研之輔教授=東京都千代田区の法政大で
学生の就職活動について話す田中研之輔教授=東京都千代田区の法政大で

 <くらしナビ・ライフスタイル>

 会社説明会や面接のスケジュールを定めた「就活ルール」(採用指針)の見直しが進み、学生の就職活動を取り巻く状況は刻々と変化している。キャリアのスタートラインに、どのように立てばいいのだろう。就活に詳しい法政大キャリアデザイン学部の田中研之輔教授(42)に聞いた。

「歴史的な過渡期」

 --昨今の就活を巡る状況をどう見ていますか。

 大きな変化は、新卒一括採用から通年採用へ切り替える議論のスタートです。経団連は昨年10月、企業の採用日程を定めた指針の廃止を決め、発言を続けています。企業側は変化の激しい時代に対応するため、通年採用で良い人材を獲得したい。3年以内の新入社員の早期離職が相次ぎ、一括採用にはひずみが出ています。これは構造的な問題です。今までの就活にない歴史的な過渡期だと思っています。

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