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05月31日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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原発対応「官僚的障害」 オバマ大統領、事故最中に指摘

写真:爆発した東京電力福島第一原発の4号機(奥)と3号機(左手前)。米国政府は当初、4号機の燃料プールから水がなくなったとみていた=2011年3月15日撮影、東京電力提供拡大爆発した東京電力福島第一原発の4号機(奥)と3号機(左手前)。米国政府は当初、4号機の燃料プールから水がなくなったとみていた=2011年3月15日撮影、東京電力提供

写真:自衛隊ヘリから東京電力社員が撮影した福島第一原発4号機の原子炉建屋。東電は撮影の翌日の2011年3月17日にこの写真を記者に提供し、燃料プールに水が残っていると説明した拡大自衛隊ヘリから東京電力社員が撮影した福島第一原発4号機の原子炉建屋。東電は撮影の翌日の2011年3月17日にこの写真を記者に提供し、燃料プールに水が残っていると説明した

 【編集委員・奥山俊宏】東京電力福島第一原発で事故が発生している最中の2011年3月17日にあった日米首脳会談で、オバマ米大統領は、事故が「破局的事態」になりかねないことに懸念を示す一方、日本政府の対応に「官僚的障害」があることを示唆し、菅直人首相(当時)に改善を求めていたことが日本外務省の記録でわかった。事故の正確な情報が入らないことへの、当時の米政府のいらだちを示したものとみられる。

 東日本大震災の発生後、12日未明に日米首脳会談があり、17日は2回目。情報公開法に基づき外務省が朝日新聞記者に開示した記録によれば、17日の会談は米側からの申し入れで、午前10時22分から33分間、電話で行われた。

 オバマ氏は、事故対応で支援の用意があることを伝えたうえで、「破局的事態を回避できることを願う」と強い危機感を示した。さらに「外国の援助に対する官僚的障害を撤廃し、支援が実現されることを願う」と、日本政府の対応に不満をにじませた。

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