みのもんた(69)のセクハラ疑惑が過熱している。
発端は8月30日放送のTBS系情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」(月−金曜午前5時半)で、午前8時29分ごろ、CMが終了してスタジオからの生中継が再開した直後だった。みのの手が、隣に立っていた同局の吉田明世アナウンサー(25)の腰付近に伸び、吉田アナが手を振り払う様子が放送された。
その瞬間、みのは目を閉じているように見え、吉田アナは視線を前方に向けたまま、かなり鋭い動作でみのの手を払っていた。みのはその後数秒間、両手をもみあわせるしぐさを見せていた。
一見すると、CM中に、みのが吉田アナの背中からヒップにかけて手を伸ばしていた? と思わせる映像。インターネットでは放送直後からその様子の動画が出回り、「みの生セクハラ!」と大々的に話題になってしまった。
TBSは2日までに「紛らわしい行為があった」として、番組担当者に口頭で注意した。みのと吉田アナ双方から事情を聴いた上で「当事者の間でセクハラ行為があった認識はない。CM中の談笑の様子が放送に出てしまい、視聴者に誤解を与えてしまった」と説明。関係者は「みのさんがCM明けに吉田アナをよろけさせようと、背中を押すいたずらをしていた」と話した。
結局、「セクハラではない」となったが、疑惑がヒートアップしたのは“前歴”があるせいのようだ。2007年に女性誌が、みののセクハラが原因で同番組の女性アナが降板したと報じ、昨年7月には同番組放送中に「セクハラ!」という女性の声が放送されるというハプニングもあった。
みのは今回、一部スポーツ紙の取材に「そんな認識はないし、相手も戸惑っていると思う。このように報じられることに驚いている」と答えた。
だが、生放送中に吉田アナにいたずらをしていたのが事実ならそれも問題。「半沢直樹」の高視聴率に沸くTBSだが、局内のタガが緩んではいまいか。