中華世界における『ヨーロッパ言語共通参照枠』の受容 : 中国,台湾の教育文化と「スタンダード」

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タイトル別名
  • La reception du Cadre europeen commun de reference pour les langues dans le monde sinophone : culture educative et <<standard>> en Chine et a Taiwan
  • チュウカ セカイ ニ オケル 『 ヨーロッパ ゲンゴ キョウツウ サンショウワク 』 ノ ジュヨウ : チュウゴク,タイワン ノ キョウイク ブンカ ト 「 スタンダード 」

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抄録

本稿は東アジアにおける『ヨーロッパ言語共通参照枠』の受容について,中国と台湾の事例を論ずる。両国はそれぞれ『参照枠』の翻訳を刊行し,中国語,英語教育,また台湾では,台湾語,第二外国語教育にも『参照枠』の影響を認めることができる。しかしその受容は共通参照レベルにほぼ限られており,台湾ではこれをアメリカの教育文化が生み出した「スタンダード」の変種として活用する動きもある。しかし,『参照枠』はアカウンタビリティなどアメリカ流「スタンダード」の特徴を持たず,トップダウン型の教育装置ではない。

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