(承前)
Yoshinori Arai "Soft Landing to Field in Harukayama"
荒井善則さんは1949年生まれ、旭川在住。
東海大の教壇に立つかたわら、旭川の現代美術シーンの第一線で活躍してきた。
北海道の現代美術が、札幌に限らない地理的な広がりを有するものになっているとすれば、一ノ戸ヨシノリさん、荒井さんをはじめとする旭川勢の奮闘が大きいことは、ぜひとも挙げておかなくてはいけないだろうと思う。
「ソフト・ランディング」とは、荒井さんが一貫して自作のインスタレーションに付けている題。
今回は、小さな白いキノコか花を群生させたようなインスタレーション。
近づいてみると、個々のものは、マッチ棒のような形状をしている。
このテキストを書いているうちに、果たしてこの作品はいまどうなっているのだろうということが気になってきた。
もう撤去されたのか。それとも、深い雪の下に眠っているのか…。
森の奥に設置され、後では、記録のみでしかたどることのできない作品。それは、インスタレーション(日本語で「仮設芸術」)にふさわしいありかたではないかと思われる。
そして、その設営場所のまわりの空気を、一定期間だけかき乱して、作品はいつの間にか姿を消す…。
さて、一昨年に開かれた「ハルカヤマ藝術要塞」の全作品を紹介するエントリは、これで一応終了です。
ちょっと時間がかかりすぎてしまいました。
すでに、2013年、第2回の開催に向けて、準備が進んでいるようです。
□荒井善則展覧会情報 http://en-gallery.com
■置戸コンテンポラリーアート(2012年)
【告知】荒井善則個展 インスタレーション + 場の知覚から(2011年、旭川)
Yoshinori Arai "Soft Landing to Field in Harukayama"
荒井善則さんは1949年生まれ、旭川在住。
東海大の教壇に立つかたわら、旭川の現代美術シーンの第一線で活躍してきた。
北海道の現代美術が、札幌に限らない地理的な広がりを有するものになっているとすれば、一ノ戸ヨシノリさん、荒井さんをはじめとする旭川勢の奮闘が大きいことは、ぜひとも挙げておかなくてはいけないだろうと思う。
「ソフト・ランディング」とは、荒井さんが一貫して自作のインスタレーションに付けている題。
今回は、小さな白いキノコか花を群生させたようなインスタレーション。
近づいてみると、個々のものは、マッチ棒のような形状をしている。
このテキストを書いているうちに、果たしてこの作品はいまどうなっているのだろうということが気になってきた。
もう撤去されたのか。それとも、深い雪の下に眠っているのか…。
森の奥に設置され、後では、記録のみでしかたどることのできない作品。それは、インスタレーション(日本語で「仮設芸術」)にふさわしいありかたではないかと思われる。
そして、その設営場所のまわりの空気を、一定期間だけかき乱して、作品はいつの間にか姿を消す…。
さて、一昨年に開かれた「ハルカヤマ藝術要塞」の全作品を紹介するエントリは、これで一応終了です。
ちょっと時間がかかりすぎてしまいました。
すでに、2013年、第2回の開催に向けて、準備が進んでいるようです。
□荒井善則展覧会情報 http://en-gallery.com
■置戸コンテンポラリーアート(2012年)
【告知】荒井善則個展 インスタレーション + 場の知覚から(2011年、旭川)
(この項続く)
旭川の短歌誌「ときわ」の会員になってまして、僭越ながら選者の一人で努力してます。
旭川駅の木の香ただよう駅舎は素晴らしいもので、苫小牧市の閑散とした駅の様子とはまるで異なるもの。
うらやましい旭川市です。
旭川は道東というより道北だと思いますが、人口35万は、よく「北海道・東北第三の都市」という言われ方をしましたね。
ただ、イオンができてから、買物公園などの人通りは目に見えて減りました。
旭川も他の道内地方都市と同様、クルマ社会になりつつあるようで、さびしく感じます。