日本の近代化の中で演奏されてきた西洋声楽曲のレパートリーの傾向について

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タイトル別名
  • ニホン ノ キンダイカ ノ ナカ デ エンソウサレテキタ セイヨウ セイガクキョク ノ レパートリー ノ ケイコウ ニ ツイテ
  • Acceptance of western vocal music in Japan

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抄録

現在,わが国のクラシックの演奏会における西洋声楽曲のレパートリーは幅広い。その中でも,ドイツリートやイタリア歌曲,イタリアオペラに馴染みが深いように感じるが,ここに至るまでにわが国の西洋声楽曲のレパートリーはどのように変化してきたのだろうか。 本論では,明治以来のわが国の近代化と共に歩んできた西洋声楽曲のレパートリーの移り変わりについて明らかにする。方法としては主に,現在の東京藝術大学の前身,東京音楽学校で行われた各種コンサートの資料を用い,その中から独唱曲として演奏されている西洋声楽曲について調査する。また,時期としては日本人によって初めて西洋声楽曲が演奏された明治29年から東京藝術大学設立までの約55年間を,時代を追って扱うものとする。

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