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■第25回札幌展 積丹を描く 濱田五郎油絵個展 (7月27日まで)

2008年07月25日 23時44分45秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 濱田さんは後志管内岩内町の画家。
 来年80歳を迎えますが、いまなお現場主義をつらぬき、特製のイーゼルを屋外に立ててキャンバスを据え付け、筆を走らせます。
 今回の個展は、旧作もふくまれていますが、100号の作品以外はすべて屋外で描かれたもの。
 下の画像がそうですが、冬も屋外で-という方針は変わりません。
「波がおだやかな日は海を描かない。おもしろくないからね」
という濱田さん。日本海から吹き付ける冬の風はさぞ冷たいだろうと思うのですが
「長くやってると、風よけになる岩場なんかを知ってるのさ。家の軒先を貸してくれることもあるしね」
と、意に介さない様子です。

 札幌での個展は毎年この時期に開催しており、毎回テーマを決めています。
 今回は「積丹」がテーマです。ただし、旧作を中心に、積丹以外の地域の風景画もかなり交じっています。
 現場で一気呵成に描いたらしく、勢いのあるタッチが特徴です。


           


 濱田さんは、道展会員。
 木田金次郎の薫陶を受け、教員時代から絵筆を執っています。

 作品は次のとおり。
2008年
「雷電」F20 「荒れる岬」P20 「雷電岬」F15 「早春の海」F15 「岩と崖」F10 「岩礁」F10 「待春岩内岳」F10 「岩内岳遠望」F10 「発足の春」F10 「春眠」F10 「雪の岩内岳」F8 「泊海岸」P8 「ニセコ連山」F8 「ニセコ連峰」F8 「白線」F6 「岬」P6
1980年
「春の洞爺湖畔」F8
1982年
「初夏神仙沼」F8
1986年
「積丹待春」F30
1988年
「ブルージュ盛夏」(目録に記載ないが、100号かそれ以上)
1992年
「黒い岩礁」F20
1994年
「雷電岬」F30 「初春残雪」F20 「岩礁の雷電岬」F15
1995年
「待春暮色」F100 「岩内平野雪景」M50
1996年
「盃の崖」F50 「崖と波」P20
1997年
「茶津の崖」F50 「もうすぐ春だ」M50 「赤い空」F30 「枯樹」F15
1998年
「岬春近し」F30
2000年
「岬」M30 「おぼろ」F20 「かすむ積丹岳」P10
2001年
「旭岳残雪」F100 「初春の岬」F20 「岩内岳遠望」F15 「正月休船」F8
2002年
「黒い岩礁」M30
2004年
「白雲」M6
2005年
「積丹盛夏」F100 「積丹初春」F50
2006年
「秋の野辺」M30 「春の雪景」P12


08年7月22日(火)-27日(日)10:00-18:00(最終日-17:00)
スカイホール(中央区南1西3、大丸藤井セントラル7階 地図B


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