片山被告、4回目の逮捕へ 伊勢神宮爆破予告容疑
パソコンの遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部は7日、IT関連会社社員、片山祐輔被告(30)=ハイジャック防止法違反罪などで起訴=を津市の男性が誤認逮捕された伊勢神宮爆破予告事件の威力業務妨害容疑で8日にも再逮捕する方針を固めた。片山被告の逮捕は4回目。これまで大阪府と福岡市の男性が誤認逮捕された襲撃予告など計5事件で逮捕、起訴された。
捜査関係者によると、片山被告は昨年9月10日、ウイルスに感染させた津市の男性のパソコンを遠隔操作。インターネット掲示板「2ちゃんねる」に「伊勢神宮爆破」などと書き込んだ疑いが持たれている。
弁護人らによると、片山被告は「全く身に覚えがない」と否認。録音・録画を求めて取り調べを拒否している。
片山被告が報道機関などに送ったとみられる犯行声明メールは「(男性が)三重在住と分かったので伊勢神宮をターゲットにした」と説明。男性のパソコンにはウイルスが削除されずに残っており、一連の事件が発覚するきっかけになった。