トルコを知ると世界が分かる

AGARA紀伊民報　2009年01月07日　(一部抜粋しています)
「なるべく多くの遺品を」、調査団が会見　トルコ軍艦遺品発掘
1890年9月に和歌山県串本町樫野沖で沈んだトルコ軍艦エルトゥールル号の遺品引き揚げ作業の再開を前に7日、トルコの発掘調査団のトゥファン・トゥランル団長が同町役場で記者会見を開き「できるだけ多くの遺品を引き揚げたい」と抱負を語った。調査は9日から行う予定だったが、海況が悪くなることを判断して延期し、回復次第始める。2月3日まで行う予定。
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引き揚げた遺品は10年の「トルコにおける日本年」に合わせて、トルコで展示する計画もあるという。
また今回初めて、遺品の写真記録などを手伝うボランティアも公募し、地元の高校社会科教諭や町文化財委員ら10人が陸上での整理作業に協力する予定という。
エルトゥールル号は木造軍艦で全長76メートル、幅15メートル。2334トン。1890年9月16日夜、修好の使命を果たして帰国途中、暴風雨に遭い同町樫野埼灯台下の岩礁「船甲羅」で難破した。650余人の乗組員のうち、69人が島民によって助け出され、献身的に介抱された。この出来事は日本とトルコの友好の礎となった。
http://www.agara.co.jp/modules/dailynews/article.php?storyid=159988
金融大崩壊「アメリカ金融帝国」の終焉　水野和夫著　NHK出版　(一部抜粋しています)
トルコはEU加盟を望んでいますが、もしEUに加わるとなると、キリスト教文明とイスラム文明がトルコを介して融合することになり、ユーロがドルから主導権を奪う可能性も出てきます。
EUは政治的にもいちばん安定していて、現在でも4億人ほどの人口をかかえる巨大な市場として、すでにアメリカの名目GDPを上回っています。
そこにトルコが加盟すると、中東諸国との関係が近くなり、EU諸国の資源の獲得も容易になります。

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どうでもいい、じじぃの日記。
2009年1月11日(日)　NHK教育テレビ「文明の衝突〜シルクロードの果たした役割〜」を観た。
シルクロードの専門家、前駐日トルコ全権大使、浙江工商大学日本文化研究所長、ソウル大学教授、東京大学大学院教授の4人が討論する番組だった。
興味深かったのは浙江工商大学日本文化研究所長・王勇氏の中国の隋、唐についてだった。
「隋や唐はトルコ人の王朝です。また、隋や唐王族もトルコ系の鮮卑族らしいのです。当時の都、長安は異民族が集まった国際都市だったがそれぞれの民族が交流することが無くトルコなどから運ばれた物が中国人(漢人)によってさらに発展することは無かった」。
つまり、隋や唐の支配者はトルコ人だったのだ。そして隋や唐の時代に中国人が発明したといわれるものはペルシャ(トルコ)から運ばれてきた物なのだそうだ。
唐の時代の発明だと言われている火薬も、中国にいた異民族が発明したのかもしれない。
李白は唐の時代の詩人だが、青い目をしていたという。
昔、『ＮＨＫ特集　シルクロード 』を観た。
石坂浩二氏のナレーションでやたらと砂漠が出てきて、バックには喜多郎氏の曲が流れていた。
確かにシルクロードはローマ〜ペルシャ(トルコ)〜長安に至るロマンの道だった。そして長安に運ばれた物が朝鮮、日本に渡ってきた。
それら渡ってきた物はまさしくペルシャ(トルコ)製品だったのだ。
また、前駐日トルコ全権大使・ソルマズ・ウナイドゥン氏(女性)からトルコ人の説明があった。
オスマン帝国時代にキリスト教徒と出会ったことによりトルコ人の足の一つはヨーロッパ人で、もう一つはイスラム人なんだそうだ。
約95%はイスラム教だが、信仰の深さには個人差があり、チャドルなどは着ても着なくてもいいそうだ。
2008年10月17日(金)　テレビ東京　「世界を変える100人の日本人!」を見た。
今から約120年前、和歌山県沖でトルコからの使節団650人が乗った船が折からの嵐で座礁、この時和歌山県の村人が彼ら遭難者の内69人を助けることができた。この事件に心を痛めた寅次郎は約2700万円もの寄付金を集め、トルコに渡る。その後、寅次郎は士官学校で日本語を教えたり、貿易会社を構えるなどして日本の様々な文化をトルコに伝えた。1985年イラン・イラク戦争の時にテヘラン市内に閉じ込められた日本人を救出に向かったのはトルコ航空機だった。和歌山県沖でのトルコ人救出や寅次郎を覚えていたトルコ政府がトルコ航空機を日本人の救出に向わせたのだった・・・

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トルコ人を少し調べてみた。
人種としては，モンゴロイドに属する。
中央アジアより西進し、16世紀には3大陸にまたがるオスマン＝トルコ帝国を築いたトルコ人は白色人種との混血を重ねたが、その子孫であるトルコ共和国の人々の70%以上の子供の臀部に蒙古斑が現れる。
オスマン帝国は今のスペインも勢力範囲にしていて、キリスト教会とイスラムの伝統様式が混ざったオスマン建築を生み出した。
トルコを知ると世界が分かる。