九州北部豪雨 災害ボランティア その1 | ニッチに走る!ウルトラマラソン

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福岡市の50代の市民ランナー。 ウルトラマラソン大好物。スペシャルオリンピックスの陸上コーチ、ブラインドランナー、盲ろうのランナーの伴走もやってます。
https://twitter.com/ulpara

7月になって、
熊本、大分、福岡に豪雨災害が発生。
※ 九州北部豪雨といわれています。
短時間に集中して、
ものすごい量の大雨が降っているのです。
福岡では、南の筑後地方を中心に大きな被害が出ています。
特に、7/13からの雨の降りかたは、尋常ではなく、連日大雨が降り続いています。

大雨で川が決壊したり、道路や橋が損壊したり、土砂崩れが起こったり…
道路が寸断されて、未だに孤立した集落もあります。
福岡県防災危機管理局のHPへ(最新の被害状況)

自分が住んでいる福岡市からは、
すこし離れていますが、
身の回りで起こった災害です。
何らかの行動で自分を表現したいと思いました。
7月20日、21日の2日間、
災害ボランティアに参加することにしたのです。

アメーバ7月20日
さっそく、被災地のひとつ、朝倉市杷木町へ。大分県との県境の地域です。
朝倉市の緊急災害情報のページ

災害ボランティアセンター(ボラセン)は、災害が発生したときに、市町村の社会福祉協議会が立ち上げます。
まずは、そのボラセンへ。

朝8:30前、ボラセンについとき、激しく雨が降り出しました。名前や連絡先を書いたり、ボランティア保険に加入したり、受付を済ませ、仕事を待ちます。
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最初は、自分もいれて3人ほどでしたが、しばらくすると、ゾクゾクとひとが集まってきました。
この日のいでたちは、
長袖のTシャツ、ズボン、長靴、ゴム製の手袋、雨具替わりのウインドブレーカー、ウェストポーチ、頭に巻くタオル…
水分は沢山もってきました。
また、昼メシや着替えも持参。

9:00ころ、早くきた5人が先発で、ワゴン車に乗って現場へ。
道中、何カ所か川の損壊箇所があり、
道路も迂回箇所がありました。
photo:08


ほどなく、現場地区の公民館に到着。
photo:02


公民館に荷物を置いて、
区長さんの案内で、
浸水住宅へ。

今回県内では、川から溢れた水で、
床上、床下浸水したお宅が5000件以上あるそうです。

ボランティア作業のひとつが、
このような、
浸水した家屋に運ばれ、堆積した泥の掻き出し、廃棄です。

現場では、
地区の6、7人の方々も入って、作業がスタートしていました。
すでに、畳やその下の荒床(板)を取り払い、床下から泥をザルやバケツに入れ運び出していました。
photo:04


床下にもぐって、スコップで泥を掻き、ちりとりを使って、ザルに泥を集め、運搬する人に渡します。

床の梁の間隔が30~40cmくらい。
床梁と地面との間隔が半身くらい。
狭いところに入り、座ったり、寝そべったりして泥を掻き出します。
通気性がないので、汗がドンドン出てきます。
泥はベタベタではありませんでしたが、適度に湿っていて、防塵マスクはつけなくてもすみました。

軒下の、地面との間隔が特に狭いところには、小柄な地区の女性が入って作業。
暗いので、懐中電灯で照らしながら、汗まみれでやっていらっしゃいました。
自分も、上半身を狭いところにいれて、柄が長いかき板という道具を使って泥を集めました。
photo:03


何時の間にか、後で合流したボランティアも加わり、総勢20人近くになっていました。
おかげで、1時間くらいで泥は出し終えました。
激しい雨は降り続いていましたが、
室内作業だったので、濡れずにすみましたが、汗まみれです。

その後、倉庫の入り口に土砂が流れ込んだお宅に行き、土砂をスコップで剥がし、川に戻しました。

土砂を取り除いた後、
再び最初のお宅に戻り、庭に流れ込んだ土砂を取り除く作業が始まりました。
ボランティア十数人が、
スコップで20~40cm土を剥がし、
それを一輪手押し車で運搬し、
川に戻すのです。
雨の中の作業でしたが、
上気するほどの運動量がありましたね。
剥がしたあとに雨で水が溜まっています
photo:05



作業後、
そのお宅の方が気を使って、
お菓子、お茶でもてなしてくださいました。
自分たちのやったことに対して、
感謝してもらうのは、素直に嬉しいものです。みんな、自然に笑顔になります。
photo:06


photo:07


その地区の作業が終わり、
いったん、ワゴン車でボラセンに戻ります。
道すがら、ほかのボランティアの方とおしゃべり。
さらに、ボラセンで、食事をとりなから、様々な方との交流ができました。

皆さん、特別な気負いはなく、自然に参加していらっしゃいます。
会話をするうちに、すごく前を向いている気持ちになりました。


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