10年前の本だが勉強になるところが多々あった。
まず、本書の前提は、
・少子化で子供の数は減っている。
・大学の数は増えている。
・大学進学率は50%を超えている。
・大学全入時代を迎えている。
という4点であり、この状況を受けて大学は、
①もはや学問の府ではない。
②手取り足取り丁寧に教えるべき。
③社会に通用する社会人を輩出するべき。
というのが本書の主張であり、それを実践している大学として金沢工業大学を挙げている。友達作りやレポートの書き方など箸の上げ下げから教えていく丁寧な指導スタイルを筆者たちは絶賛している。
正直、「ここまでやるべきか?」と疑問に思うところもあるが、ここまでやっている大学がある現実を知った。
もはや、大学は学生を淘汰するような姿勢では成り立たない。手厚く擁護しなければいけない時代になっている。

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危ない大学 (新書y) 新書 – 2012/7/5
- 本の長さ215ページ
- 言語日本語
- 出版社洋泉社
- 発売日2012/7/5
- ISBN-104862489893
- ISBN-13978-4862489890
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登録情報
- 出版社 : 洋泉社 (2012/7/5)
- 発売日 : 2012/7/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 215ページ
- ISBN-10 : 4862489893
- ISBN-13 : 978-4862489890
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,291,505位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 266位新書y
- - 1,773位大学・大学院 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
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倉部 史記(くらべ しき)
進路指導アドバイザー、高大共創コーディネーター。
日本大学理工学部建築学科卒業、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。私立大学職員、予備校の総合研究所主任研究員などを経て独立。進路選びではなく進路づくり、入試広報ではなく高大接続が重要という観点から様々な団体やメディアと連携し、企画・情報発信を行う。全国の高校や進路指導協議会で、進路指導に関する講師を務める。著書に『ミスマッチをなくす進路指導』(ぎょうせい)、『大学職員のリアル』(中公新書ラクレ)など。
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