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だから母と娘はむずかしい 単行本 – 2005/8/1

3.2 5つ星のうち3.2 3個の評価

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商品の説明

著者からのコメント

訳者・夏目幸子「日本の文脈で考える」 

日本では<女よりも母>型が圧倒的多数を占めている。女性の社会進出がヨーロッパよりも遅れていて、自己実現を可能にするようなキャリアを持たない専業主婦(またはパートタイマー)が多いためだ。他方、一昔前に「企業戦士」と謳われた男性が長年にわたって家庭を顧みなかったのも原因だ。夜遅く帰宅する夫、家庭に残された妻、父親との接触がほとんどない子ども、という構図がこれまで成立してきた。自分の願望を娘に投影する母親、知らぬ間に<支配>される娘。日本の母=<女よりも母>型と言っても過言ではないだろう。
 日本のフィクションにみられる<女よりも母>型の母親については、後出の拙論「日本の母と娘」にくわしいので、ここでは今日の日本に多々みられる<女よりも母>型の母親の弊害について考えたい。

 「一卵生母娘」という言葉が流行ったのは数年前のことだ。平日の昼間に手をつないでデパートで買い物する母親(もちろん専業主婦)と娘。同じような格好なので、よく顔を見ないとどちらがどちらかわからない。実はこの現象は、すでに一九六〇年代にアメリカの精神分析学者ヘレン・ドイッチによって指摘されていた。
 私の経験でいうと、数年来、パリのサンジェルマン・デ・プレでよく「一卵生母娘」をみかけるが、なによりも目を引くのは母親の生き生きとした様子、逆に押され気味な娘の影の薄さだ。明らかに<女よりも母>型の母親が娘を喰いものにしてしまっている。父親は仕事で同行できないし、もともと母娘関係から閉め出されてしまっている。母親は専業主婦で、若い頃に叶えられなかったヨーロッパ旅行の夢を、二十歳の娘の夢に重ねて実現できたので、はしゃいでいる。口実にされた娘の方は、旅行の楽しみを母親に半分横取りされたようで、友だちと来ればよかった、とどこかで思う。母親が奪っているのは実は娘の若さそのもので、娘を通じて過ぎ去った青春を謳歌している(つもりになる)。
 母親とパリ観光している娘たちはまだ大学生だったが、時が経って彼女たちも結婚し、家庭を持つにいたった。ところが「一卵生母娘」の娘たちは、本当の意味で「母親離れ」できていないので、実家に戻ってきてしまう、という最近の離婚のパターンに関する記事を最近みかけた。実家の近くに新居を構えると、妻は実家に依存して入り浸り、夫が不満でも漏らそうものなら、経済的に余裕のある両親は娘とその子どもを引き取ろうとする… <女よりも母>型の母親の<支配>から娘が逃れられていないため、母親はあらたな邪魔者である娘の夫を閉め出し、母娘のカップルを維持しようとする。

 母娘のカップルに閉じ込められた娘は、真の意味で<女>にも<母>にもなれないため、生命の流れは途絶えてしまう。このような不自然かつ不幸な状況を避けるには、どうするべきか? 「日本の母と娘」の結論では、娘が勇気を出して母親を振り切るべきだ、と述べた。生死を賭けた闘いが母娘の間で演じられることもある。自分の人生を生きるためには、娘はこの闘いに勝たねばならない。
 もちろん、死闘を未然に防ぐことができれば、それにこしたことはない。そのためには「一卵生母娘」になるのを避ければいい。要は、母親が自分の人生を充実させ、満たされない欲望を娘に投影する必要がなくなればいい。本書の後半では母娘関係が何世代も連鎖する様子が分析されている。現代の二十代、三十代の女性の大半は<女よりも母>型の母親に育てられ、「かわいそうなお母さん」のようにはなりたくないと思っている。連鎖を断ち切り、やりがいのある仕事を持ちつつ、愛する男性と充実した関係を築くこと、これこそ今の若い女性の最大の課題だろう。本書がそんな女性たちの励みになることを願ってやまない。

出版社からのコメント

「母親か、女か。母親になろうとする女性ならだれもが意識する2つのモデルであるが、それぞれ次のような矛盾する願望に対応している。家系の鎖の環のひとつか、固有の人格を備えた個人か。夫に依存するか、自立するか。尊敬の対象となるか、欲望の対象となるか(本文冒頭より)」─これは、女性の多くが経験する葛藤ではないだろうか。もちろん、母親は〈母〉か〈女〉かどちらか一方だけを選ぶわけではないが、そのどちらかに偏ってしまいがちだ。
 精神分析と社会学を専門とする本書の2人の女性著者は、この〈母〉と〈女〉を軸に母親のタイプを分類し、それぞれが娘とどのような関係を結んでいくのかを、童話や小説、映画など百作以上のフィクションを通して鮮やかに分析してみせる。『白雪姫』『ボヴァリー夫人』『ピアノレッスン』など、物語のなかの母娘の心理を追っていくうちに、読者は両者の間の微妙な心理メカニズムを理解し、やがては自らのケースを相対化し、自分でも不可解だった言動も驚くほど納得できるようになるはずである。
 母と娘のあり方にまったく新しい展望を切り拓き、また母と娘が共に幸福に生きるためのヒントを随所に散りばめた本書は、フランスで発表されるや雑誌で特集が組まれ、テレビ番組も制作される(DVD化もされた)など反響を呼び、20万部を超えるベストセラーとなった。
 訳者による著者インタビューをまとめた巻末の特別論考「日本の母と娘」では、小津安二郎の『秋日和』と太宰治の『斜陽』における母と娘の関係が分析されている。

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 白水社 (2005/8/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/8/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 354ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4560049726
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4560049723
  • カスタマーレビュー:
    3.2 5つ星のうち3.2 3個の評価

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2007年5月24日に日本でレビュー済み
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2005年9月27日に日本でレビュー済み
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