文部科学省が福島県内で続けてきた積算線量の測定を終了すると発表した問題で、平野博文文科相は15日の閣議後会見で「即、取りやめではなく、当面、住民の安心、安全の観点から考えたい」と述べ、一転して測定を継続する考えを示した。
文科省は14日、モニタリングの簡略化、効率化を理由に積算線量の測定を終了すると発表した。文科省幹部によると、測定の中止は文科相に伝わっておらず、終了を伝える15日付の新聞記事をみて当面の継続を会見で表明したという。
ただし、現在、週1回行っている測定結果の公表方法については見直しも検討するという。