春季東北高校野球、組み合わせ決まる 鶴岡東は2回戦から、日大山形は1回戦で聖光学院と

2023/6/1 12:07

 岩手県で6月7日に開幕する第70回春季東北地区高校野球大会の組み合わせ抽選が31日、オンラインで行われ、本県代表2校の対戦カードが決まった。第1代表の鶴岡東は2回戦から登場し、仙台一(宮城3)と八戸学院光星(青森2)の勝者と対戦する。第2代表の日大山形は1回戦で聖光学院(福島1)とぶつかる。

 大会は11日までの日程で各県代表の計14校が東北王座を争う。会場は盛岡市のきたぎんボールパークと花巻市の花巻球場で、6日にきたぎんボールパークで開会式を行う。

 鶴東は攻守に危なげない試合運びで県大会を制した。総合力は高く、小技や足を絡めながら相手の隙を突くそつのない攻撃は健在。3番寺前甲陽、4番竹添雅楽を軸に好機で畳みかける各打者の集中力が光る。抜群の安定感を誇る左腕桜井椿稀を中心とした投手陣も力がある。

 仙台一はエース三瓶高広を軸に守り勝つ野球で38年ぶりの出場権をつかみ、光星は4番長谷陸翔を中心とする強打で勝ち上がった。鶴東の森神晴樹主将は「どこが相手でも自分たちの野球に徹すれば結果はついてくる」と力を込めた。

 日大は決勝こそ大敗したものの、投打に安定した戦いぶりで出場権を勝ち取った。エース菅井颯は直球に力があり、磨きのかかった投球術で存在感を放つ。スタメンの多くが2年生ながら、4番遠藤海星や9番高橋直叶が勝負強く得点機をものにするなど、打線に勢いがある。

 聖光は1番高中一樹と4番三好元気の昨夏の甲子園4強メンバーがチームをけん引。打線に破壊力があり、投手陣も厚みがある。日大の今田歩希主将は「強豪との試合は楽しみでしかない。受け身にならずしっかり勝ちにいく」と意気込んだ。

 この日は鶴東と日大の両主将が山形市の県スポーツ会館で抽選に臨んだ。

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