「資金決済法」が成立、銀行以外でも送金サービスが可能に
「資金決済法」のひとつの大きな目的として銀行以外に為替決済業務を開放することがあげられる。これを利用してどの銀行にも10円で(同じ銀行内はタダ)で振り込めるサービスが出来ないものか模索してみた。原理的にはおそらく10円で現金の預け入れや引き出しもできるはずだ。
この法律はどうもPayPalを日本でも使えるようにしようという事で出来た法律らしいが、日本版PayPalともいえるイーバンク銀行のメルマネはほとんど普及しなかった。日本人はライフスタイルを変えるのがどうも嫌らしい。あいもかわらず手数料を払って、○○銀行の○○支店の普通口座○○○○番に振り込むスタイルが大好きだ。
私はこの仕組みが大嫌いだ。なにせ覚えられない。一々メモなりメールなりをみて振り込まないといけない。もちろんネットバンキングは一度登録すればあとはボタン一発だけど。でも、他行振込みは金がかかる。一部ポイントなどで月1回くらいはタダで振り込めるけど、そんなもんだ。もっと安くしろと思うが、この仕組み全銀ネットを通じて振り込んだ銀行と振り込まれた銀行、そして全銀ネットにユーザの払った手数料が分配される仕組み故にどこもやめようとしない。
セブン銀行が儲かる仕組みはここだ。セブン銀行は引き出すのがメインだが、それだけでも手数料がチャリンと入ってくるのだ。東京スター銀行はこれをゼロ円にしようとしたら業界を乱す者として東京三菱銀行から出入り禁止をくらってしまった。
PayPalが米国で流行った理由は米国は日本のようにWire Transferネットワークが普及しておらずCheck(小切手)文化だったために当座預金口座も作る必要がなかったPayPalが受け入れられたのだそうだ。日本は既に電子決済ネットワークが張り巡らされている。その必要がないわけだ。
そこでだ、せっかく「資金決済法」が施行されるのでこれをつかった10円均一振込みビジネスを考えてみた。ネットバンキングを使う。その会社は全金融機関に口座をつくり100-1000万くらいその規模に応じてデポジットをする。大手銀行はもっと多くてもいいかもしれない。
http://www.nikkin.co.jp/150191/7413.html
によれば証券会社などを除けば1300くらいだ。ネットバンキングの場合同じ銀行間の振り替えは手数料ゼロが普通だから、そこでの資金移動にはお金がかからない。
ユーザはログインするとまず自分の銀行口座のID,PASSを登録する。そしたらブラウザの裏にあるサーバが自動的にその銀行にログインして入力された金額を一旦資金決済会社に振り替えをする。その後入力された振込み先銀行に資金決済会社のアカウントでログインし資金決済会社から振込み先に振込みをする。ログインを先にしておけば振込先の情報などもユーザのブラウザに表示させて確認もさせられる。
振込み元は資金決済会社名義になってしまうが、まあこれまでの決済代行会社と同じようなものである。備考欄に真の振込み元ユーザを書いて置けばいいだろう。小額決済が基本であるので、デポジットが足りなくなる事態はあまり想定されないだろう。普通預金の金利をデポジット補給の振込み手数料として充てればよい。
値段設定が1件あたり10円でいいのかどうかは微妙なところだけど、たしかに1ヶ月で1000万トランザクションをこなして1億の売上と考えるとサーバのコストとか運用経費をまかなえるかどうか。そもそもデポジットにある程度の金額が必要だからね。まずは都銀と地銀と郵貯くらいに絞ってもいいのかもしれない。
すると例えば毎月積み立て型の投信なんかも振り込み手数料分利回りをよく出来るとか、もっと小口化できるなんて話もあった。他にも沢山メリットは出てくるだろう。この仕組みを利用してレジキャッシングができればいいのかなと思ったりもする。お店の携帯に10円振り込みをしてレジからお金を貰うという引き出し方など。
とにかく、あの手数料は高すぎるので何とかすべきである。だれかこのビジネスやりませんか?
さて、本の宣伝ですが、
宝島社
売り上げランキング: 24496
私が特集に出ています。。が、その後にdankogaiも。凄い並びだな。。。。
こちらにも一言登場。
「資金決済法」のひとつの大きな目的として銀行以外に為替決済業務を開放することがあげられる。これを利用してどの銀行にも10円で(同じ銀行内はタダ)で振り込めるサービスが出来ないものか模索してみた。原理的にはおそらく10円で現金の預け入れや引き出しもできるはずだ。
この法律はどうもPayPalを日本でも使えるようにしようという事で出来た法律らしいが、日本版PayPalともいえるイーバンク銀行のメルマネはほとんど普及しなかった。日本人はライフスタイルを変えるのがどうも嫌らしい。あいもかわらず手数料を払って、○○銀行の○○支店の普通口座○○○○番に振り込むスタイルが大好きだ。
私はこの仕組みが大嫌いだ。なにせ覚えられない。一々メモなりメールなりをみて振り込まないといけない。もちろんネットバンキングは一度登録すればあとはボタン一発だけど。でも、他行振込みは金がかかる。一部ポイントなどで月1回くらいはタダで振り込めるけど、そんなもんだ。もっと安くしろと思うが、この仕組み全銀ネットを通じて振り込んだ銀行と振り込まれた銀行、そして全銀ネットにユーザの払った手数料が分配される仕組み故にどこもやめようとしない。
セブン銀行が儲かる仕組みはここだ。セブン銀行は引き出すのがメインだが、それだけでも手数料がチャリンと入ってくるのだ。東京スター銀行はこれをゼロ円にしようとしたら業界を乱す者として東京三菱銀行から出入り禁止をくらってしまった。
PayPalが米国で流行った理由は米国は日本のようにWire Transferネットワークが普及しておらずCheck(小切手)文化だったために当座預金口座も作る必要がなかったPayPalが受け入れられたのだそうだ。日本は既に電子決済ネットワークが張り巡らされている。その必要がないわけだ。
そこでだ、せっかく「資金決済法」が施行されるのでこれをつかった10円均一振込みビジネスを考えてみた。ネットバンキングを使う。その会社は全金融機関に口座をつくり100-1000万くらいその規模に応じてデポジットをする。大手銀行はもっと多くてもいいかもしれない。
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によれば証券会社などを除けば1300くらいだ。ネットバンキングの場合同じ銀行間の振り替えは手数料ゼロが普通だから、そこでの資金移動にはお金がかからない。
ユーザはログインするとまず自分の銀行口座のID,PASSを登録する。そしたらブラウザの裏にあるサーバが自動的にその銀行にログインして入力された金額を一旦資金決済会社に振り替えをする。その後入力された振込み先銀行に資金決済会社のアカウントでログインし資金決済会社から振込み先に振込みをする。ログインを先にしておけば振込先の情報などもユーザのブラウザに表示させて確認もさせられる。
振込み元は資金決済会社名義になってしまうが、まあこれまでの決済代行会社と同じようなものである。備考欄に真の振込み元ユーザを書いて置けばいいだろう。小額決済が基本であるので、デポジットが足りなくなる事態はあまり想定されないだろう。普通預金の金利をデポジット補給の振込み手数料として充てればよい。
値段設定が1件あたり10円でいいのかどうかは微妙なところだけど、たしかに1ヶ月で1000万トランザクションをこなして1億の売上と考えるとサーバのコストとか運用経費をまかなえるかどうか。そもそもデポジットにある程度の金額が必要だからね。まずは都銀と地銀と郵貯くらいに絞ってもいいのかもしれない。
すると例えば毎月積み立て型の投信なんかも振り込み手数料分利回りをよく出来るとか、もっと小口化できるなんて話もあった。他にも沢山メリットは出てくるだろう。この仕組みを利用してレジキャッシングができればいいのかなと思ったりもする。お店の携帯に10円振り込みをしてレジからお金を貰うという引き出し方など。
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