大分山崩れ

捜索活動、食べ物で支援 地元住民が差し入れ

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「疲れに甘いものを」と届けられた看板商品の豆腐まんじゅう=大分県中津市耶馬溪町山移のほのぼの茶屋で、尾形有菜撮影
「疲れに甘いものを」と届けられた看板商品の豆腐まんじゅう=大分県中津市耶馬溪町山移のほのぼの茶屋で、尾形有菜撮影

 「食べ物で活力を」--。大分県中津市耶馬渓町金吉の山崩れで、大きな岩や大量の土砂に阻まれて難航する捜索活動を支えようと、地域住民から市の名物ハモのフライなどさまざまな差し入れが届いた。【尾形有菜】

 山崩れは11日未明に発生した。地元住民は米や野菜を持ち寄り、消防隊員らのために炊き出しを実施。近くの床波公民館では、同日だけで約500人分のおにぎりを作ったという。炊き出しは16日まで続けられた。

 「山なので野菜が多い。海のものを食べてもらおう」。炊き出しを知った中津市漁業協同組合の加工グループ「浜の輪フレンド」は名物のハモを使った「ハモフライ」を現場に届けた。同グループは、保管している冷凍ハモの骨を抜き、食べやすいように串に刺して300個ほどを作ったという。同組合の岡崎都さん(67)は「片手で簡単に食べられるよう工夫した。新しいおかずで気持ちを新たに頑張ってほしかった」と話した。

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