仲間らは当初、メッセージの意味が分からなかったというが、昼ごろニュースが報じられると、騒然となった。事件による同級生らへの影響を危惧していたとみられるが、ある学生は「覚悟のようなものを感じた」と話す。
法科大学院の同級生の多くは、小番容疑者が結婚していたことも知らず、プライベートの付き合いは少なかったという。それでも、小番容疑者への信頼は厚い。
「温厚な性格で、怒ったところは見たことがない。誰に対しても気さくに話しかけるので、女性の友達も多かった。よほどのことがあったのではないか」と、ある同級生は語る。
理由は何であれ、取り返しのつかない事件を犯した小番容疑者。好青年という評に接するにつれ、事件の悲惨さが浮かび上がっていく。