九回に勝ち越し打を放った倉本。横浜高OBが後輩たちに負けじと意地をみせた(撮影・中島信生)
ギャラリーページで見る (セ・リーグ、中日5-6DeNA、18回戦、DeNA11勝7敗、14日、ナゴヤD)DeNAは14日、中日18回戦(ナゴヤドーム)に6-5で逆転勝ちし、2連勝を飾った。同点の九回二死満塁から代打の倉本寿彦内野手(27)が勝ち越しの右前適時打を放った。
「いい場面で使ってもらって、気持ちが入っていた。ストライクが来たら全部打っていくつもりでした」。同点となった直後、代わったばかりの中日・岩瀬から一、二塁間を破る決勝打に、一塁ベース上で高校球児ばりのガッツポーズで喜んだ。
この日、練習前の選手サロンで母校・横浜高が花咲徳栄高を破る瞬間を見届けた。「最後は相手に粘られたけど頑張って勝った。自分たちも最後まで諦めずに戦いたい」。自身は2008年で4強入りを経験。当時の平田コーチが現在の監督だ。倉本は「(監督姿に)不思議な感覚ですが、いいところをみせていきたい」と母校の進撃に負けない活躍を誓った。
倉本の1学年下の筒香も2戦連発となる24号ソロの祝砲を放ち「いい勝ち方だったと思う」とうなずいた。チームは5位だが、反撃はここからだ。 (湯浅大)
「体が自然と反応した。ボールがだいぶ見えてきている」
「アンビリーバブル。すごい戦いで、緊張感がまだ解けていない」
「甘いボールがきたら自分のスイングをすることを心掛けて打席に入りました」