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碓氷と彼女とロクサンの。 (ファミ通文庫) 文庫 – 2015/8/29
「ここにあるロクサンを、私たち女子高生だけで運行して碓氷峠を走らせようって計画なんだ!」
正式名称、碓氷観光開発コンソーシアム・女子学生鉄道プロジェクト。
廃止された路線に、伝説の電気機関車を走らせるという壮大な計画に参加することになった僕、志賀 真。
れっきとした男である僕がなぜこの活動に参加したかというと、鉄道に興味があるから――ではなく、
地域貢献がしたかったから――でもなく、僕の前で楽しそうに鉄道の魅力を語る女の子、
浅間夏綺がいたからだ。リーダーの明日香、広報の朱鷺音、機関士の夏綺、整備士のみすず。
僕ら五人はこの伝説の地で、新たな歴史を作っていく――。
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日2015/8/29
- 寸法15.2 x 10.9 x 2 cm
- ISBN-104047306541
- ISBN-13978-4047306547
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登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/エンターブレイン (2015/8/29)
- 発売日 : 2015/8/29
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 322ページ
- ISBN-10 : 4047306541
- ISBN-13 : 978-4047306547
- 寸法 : 15.2 x 10.9 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 778,762位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
・1975年12月 愛知県生まれ。
・概ね東京都西部で育つ、現在東京都西東京市在住。
・明治大学SF研究会に所属、卒業後はPCサプライ系企業の社員に。
・大学時代からにニフティーサーブ(現@nifty)のFCGAMEXフォーラム(美少女ゲーム関連)に出入りする様になり、ペンネームの『阿羅本』はこの際のハンドルネームから。名付けの由来は世界史用語集からてきとーに。
・社会人生活の傍ら、学生時代から始めた同人サークル活動を続ける。当初はネットの活動の小会議室である『制服学部メイドさん学科』のメイドさん研究本の刊行がメインであった。『メイドさん学講座講義録』など。
(制服学部メイドさん学科は、JBCF登録の実業団チーム『メイドさん学科自転車部』の前身……ともいえる複雑な経緯もあり:笑)
・TYPE-MOONの『月姫』発売とブレイクと共にファン二次創作活動を開始、同人サークルを『睨月舎』に切り替え、SSサイト『moongazer』を立ち上げる。主な同人刊行物は『裏(秋葉・姫嬢・シオン)祭シリーズ』『睨月』『Fateseeker』など。現在もサイトは存続していますが活動停滞中。
・2004年、会社を諸般の事情で退職。シナリオライターとしての活動を始め、TYPE-MOONの『Fate/hollow ataraxia』のサブシナリオとして2005年デビュー
・以後フリーのシナリオライターとして美少女ゲームを中心に活動中。
・2011年2月 初の小説デビューとして集英社スーパーダッシュ文庫より『とわいすあっぷっ!』でデビュー。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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さて以前からこの本の中古価格を、興味深くチェックしていました。
ふつうのラノベって、半年ぐらいでAmazonマーケットプレイス価格1円(送料別)になりますが、この本は2015年の発売以来、いつまで経っても1円にならない。むしろプレミアが付いていき、2019年8月27日現在、新品価格13,153円のみ・中古価格5,741円が最安、という驚くべきことになっています(まぁキンドルで読めばいいんですが)。
原因としてはファミ通文庫が重版に消極的だった、等が考えられますが、おかげで私は結構、振り回されました。
ファミ通文庫さんはラノベレーベルの中では定価が高い印象がありますから、増刷ぐらいはサクサクやってください。
作者の人は鉄道に詳しくない、と言われていますがかなり丹念に碓氷峠とEF63の事を調べており、荒唐無稽でありながらも無茶苦茶ではない、という虚実の微妙なラインを弁えてこの作品を書かれていると思います。さらにキャラクターが魅力的(特にヒロインの夏綺)であり、読んでいて「こんな苦難を乗り越えるのか!」という爽快感もあり、鉄道がよく分からない人でも楽しめ、好きな人ならもっと細かいところまで楽しめる珠玉の作品であると思います
また鉄道と美少女のイラストでは広く知られたバーニア600氏のイラストも美しく、ビジュアルもストーリーも楽しめる完成度の高い作品になっていると感じました。
この作品は、たしかに今のライトノベルの主流ではない作品ではあります。でも、だからこそ、広く、多くの読者の人に読んでもらいたい、と思う一冊にですので、是非とも手にとって読んで欲しい本です。
キャラも感情移入しやすく、熱くなれる一冊です。
思わず碓氷に聖地巡礼したくなるぐらいの熱量を持っています。
もちろん続編を希望!
魅力的で一筋縄でいかない女子たちに囲まれ、羨ましい限りに右往左往する主人公。
でも、この作品が一番に訴えているのはロクサンの魅力です。
つまり、鉄への愛に満ちています。
特にイラストは全てが入魂一品でした。
碓氷峠鉄道文化村に行って、釜飯を食べたくなりました。
碓氷峠に関しては色々な思いを持っている人が多いですからね・・・
登場する旧信越本線とEF63(ロクサン)については、イラスト担当のバーニア600氏の”熱い思い入れ”が
そこかしこに溢れていますが、作品にはプラスに作用してますので無問題。
真っ直ぐな、読後感の良い作品でした。