自転車の先進国、オランダよりも日本は遅れていると言うけれど・・・ 自転車走行レーンに関しての話です。 自転車走行レーンについて、よく日本はオランダのような自転車先進国に少しは見習えとか言いだす人がいますが、そう言いだす人って日本とオランダじゃ地理的条件がかなり異なる事を無視してませんか？ オランダは国土も人口も日本の１０分の１(※人口は日本の１３％）ほどの小さな国だけど、山というものがほとんど存在しないので平地の面積は日本の半分弱(４４％)。 単純計算してもオランダは国民一人当たりに対する平地の面積は日本の３倍強。 これじゃ自転車レーンに限らずインフラを整備するのにオランダの方が日本よりも遥かに有利ですよね。 山ばかりで人が住むのに適した平地が少ない日本がオランダの何を見習えと？ 歩行者と自転車と自動車が仲良く走れる道を通すだなんて事は日本ではかなり無理があると思いますが。 オランダ以外にも欧州で自転車先進国と言われているドイツ、デンマーク、フィンランドも山が少ない国ですよね。 そのうえ人口密度はいずれの国も日本より低い。 こう言う国では自転車が車道や専用レーンを走るのが普通らしいですが、土地が余ってるからさぞかし立派な道路が整備されているんでしょうね。 日本では法律だけは整備されていて自転車は原則的に車道を走る事になっていますね。 土地も無いくせして自転車は歩道を走るなとか本当、法整備だけは立派です。 法律に盲従する人には耳障りな言葉でしょうが、法律とは国民の生命と財産を守る為に存在しているのですよ。 自転車で走っている人の５０センチも離れていないような所を大型トラックやダンプカーが通るような道に、自転車が走るのを義務付けるような法律が果たして国民の生命と財産を守っていると言えるのでしょうか？ じゃあ、自転車が歩道を暴走する事を黙認するのか？などと極論を持ち出す人がいそうですが、そんな事は言っていませんのであしからず。 オランダがそうだから日本もそうしろだなんて事を言いだしても意味が無いと言っているのです。