〔マーケットアイ〕株式:日経平均・日足は「小陽線」、転換線に押さえられ調整から抜け出せず

    [東京 10日 ロイター] - 
    <15:30> 日経平均・日足は「小陽線」、転換線に押さえられ調整から抜け出せず

    日経平均・日足は、長い下ヒゲと短めの上ヒゲを伴う「小陽線」。75日移動平均線(2万1293円
01銭=10日現在)、一目均衡表の基準線(2万1404円86銭=同)に引き続きサポートされながら
も、同じく均衡表の転換線(2万1607円39銭=同)に頭を押さえつけられる格好となり、調整局面か
ら抜け出すまでに至っていない。
    
    長い下ヒゲが強い抵抗力を示し、4日の直近安値(2万1276円01銭)を割り込まなかったことは
評価できる。一方、上値の目安として意識される10月2日と3日に空けたマド(2万1437円74銭─
2万1725円23銭)の下限値に届かず、同時に上値も重いとの印象を与えている。形成しつつある2万
1300円─2万1600円のレンジにおける上下の関門を、今日1日の動きでトライした格好となったも
のの、絵づらをみる限り、目先はこのレンジ内で推移しそうだ。
    
    
    <15:10> 新興株市場はさえない、直近IPO中心に利益確定売りが先行
    
    新興株市場はさえない。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はいずれも続落した。全体的に見送
りムードが広がり、直近IPOを中心に利益確定売りが先行する展開となっている。
    
    個別銘柄では、ワークマン        が年初来高値を更新したほか、創通        がストップ高比例配分
で寄り付き、日本興業        、トランザス        もストップ高。半面、そーせいグループ        、メ
ルカリ        、UUUM        などが軟調となった。
    
    直近IPOでは、前日に上場したアンビスホールディングス        は上値を追う場面もあったが、小
幅安で引けたほか、AI CROSS        も安い。
    
    
    <14:20> 日経平均は強もちあい、後場の振れ幅は50円に過ぎず
    
    日経平均は強もちあい。前場の乱高下から一転して動きに乏しくなり、後場に入ってからの午後2時1
0分までの日経平均の振れ幅は、上下に50円20銭動いただけに過ぎない。市場では「前場は米中協議の
ニュースに振り回されたが、後場に入ると手掛かり難から模様眺めとなっている。明日にオプションSQ(
特別清算指数)算出を控えていることも見送り要因だ」(国内証券)との声が出ていた。
    
    
    <11:55> 前場の日経平均は反発、米中通商協議関連ニュースに神経質 
    
    前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比99円29銭高の2万1555円67銭となり、反
発した。米中通商協議を巡る観測報道で一喜一憂する展開。朝方は協議不調が伝えられるなか、幅広い銘柄
に売りが先行したが、その後、中国の劉鶴副首相の訪米日程に変更なしとの報道があり、ひとまず安心感に
つながった。米株先物が下げ幅を縮小。ドル/円が107円半ばまで切り返したことが日経平均の支援材料
となった。
    
    早朝、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが、米中の閣僚級通商協議は進展がなく、中国代表
団が予定を切り上げてワシントンを発つと報じ、楽観ムードが後退。朝方は、ダウEミニ先物        、S
&P総合500種Eミニ先物       が1%超下落、ドル/円も一時107円付近に円高が進行した。
    
    その後、CNBCの記者がツイッターへの投稿で、サウスチャイナ・モーニング・ポストの朝方の報道
を否定。トランプ米政権が、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)への一部製品供給を容認する
ライセンスを近く発行するという米ニューヨーク・タイムズ報道などもあり、過度な懸念は和らいだ。
    
    TOPIXは0.07%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9265億円だった。東証33
業種では、海運、小売、ガラス・土石製品が値上がり率上位にランクイン。半面、保険、その他製品、建設
などは軟調だった。
    
    個別銘柄では、旭化成        が話題となった。スウェーデンの王立科学アカデミーが9日、2019
年のノーベル化学賞を、同社名誉フェローの吉野彰氏ら3人に授与すると発表したことが材料視された。旭
化成のほか、リチウムイオン電池の部材を手がける銘柄も注目された。
    
    東証1部の騰落数は、値上がりが622銘柄に対し、値下がりが1428銘柄、変わらずが103銘柄
だった。
     
  
    
    <09:47> 日経平均は軟調、米中協議巡る報道で一喜一憂 
    
    日経平均は軟調、2万1300円台半ばで推移している。小幅続落でスタートした後、いったんプラス
圏に浮上したが、その動きは続かず、再びマイナス圏に沈んだ。「米中通商協議を巡るニュースで一喜一憂
している。キーワードを抽出して売買をしかけるアルゴリズム取引も市場をかく乱している」(国内証券)
との声も出ていた。
    
    
    <09:09> 寄り付きの日経平均は小幅続落、米中通商協議が不調との報道
    
    寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比11銭安の2万1456円27銭となり、小幅に続
落した。早朝、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが、米中の次官級通商協議で進展は得られなか
ったと報じ、嫌気された。
    

    <08:27> 寄り前の板状況、トヨタ自は売り優勢

    市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車        が売り優勢、ホンダ        、キヤノ
ン        、ソニー        、パナソニック        は売り買い拮抗。
    指数寄与度の大きいファーストリテイリング        、ファナック        は売り買い拮抗。
    メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ        、みずほフィナンシャルグループ<841
1.T>が売り買い拮抗。三井住友フィナンシャルグループ        は売り優勢となっている。
    
    
    東証第1部出来高上位50銘柄       
    東証第1部値上がり率上位50銘柄       
    東証第1部値下がり率上位50銘柄       
    日経225先物        
    SGX日経225先物        
    TOPIX先物        
    日経225オプション            
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