高校生が石垣観光PR 企画・取材でフリーペーパーに お薦め満載


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 【石垣】石垣市の高校生11人は3月27日、石垣島の魅力を発信しようと自ら取材、制作したフリーペーパー「chura☆I(ちゅらあい)」を発行した。市役所に各校校長や教諭と共に中山義隆市長を訪ね、フリーペーパー完成を報告した。今後3千部を市内で配布し、新たな観光PR冊子として活用していく。

 市内の八重山、八重山商工、八重山農林の3高校と八重山特別支援学校の高校生が参加し、昨年12月ごろから企画立案や取材、編集作業などを進め完成させた。

 フリーペーパーは折り畳みの冊子で紙面はB5サイズ。全8ページで、石垣島内で星が美しく見える場所を「美(ちゅ)ら星スポット7選」として紹介しているほか、お薦めの飲食店や商店、豊年祭などの記事を掲載している。自分たちが通う高校も制服の絵と共に載せ、PRしている。

 フリーペーパー作りは高校生プロジェクトとして市観光文化課が企画した。地域づくりに関心のある高校生の自由な発想や目線を取り入れ、新たな観光情報を発信するとともに、ものづくりの人材育成につなげることなどを目的にしている。

 副編集長を務めた八重山高校1年の花城美海さん(16)は「地域のことなのに知らないことが多かった。島の魅力をあらためて感じることができた。もっと普段から調べ、地元を知り、多くの人に伝えたい」と力を込めた。

フリーペーパー「chura☆I」を編集、制作した石垣市の高校生ら=3月27日、石垣市役所
フリーペーパー「chura☆I」