PJweb news

印刷産業のトレンドを捉える印刷業界専門紙【印刷ジャーナル】のニュース配信サイト:PJ web news|印刷時報株式会社

トップ > 視点の行方 > 7割がDMで行動経験あり
視点の行方

7割がDMで行動経験あり

印刷ジャーナル 2017年2月25日

 トッパン・フォームズ(株)は、ダイレクトメール(以下、DM)の開封閲読状況や印象、開封したくなるキーワード、形状、開封後の行動など、DMを「受け取ってから」にフォーカスした調査を実施した。

 今回の調査から生活者は開封しやすくお得なDMであれば開封意欲が高まることが分かった。そのためにはシールタイプで開封しやすい形態やサンプルの同封が効果的なようだ。

 また、商品やサービスの割引DMが届いた際に興味を持つ割引表記として、5,000円の商品に対し「20%引き」より「1,000円引き」が支持され、とくに女性の方が「1,000円引き」と直接的な表現を好むという違いがあった。

 「自分向け」であることをターゲットに合わせ分かりやすく伝えるパーソナライズ(バリアブル)DMは、一定の効果を得ることのできる良い情報提供ツールであると考えられる。

 調査結果では「約7割がDMを基に行動を起こした経験があり、行動を促進するメディアとして、有効であると言えそうだ」と結論づけている。

【調査結果の概要】

▽開封したいDMは「サンプルなどが入っている封筒」が1位。2位、3位はいずれも「シールタイプ」という結果になった。

▽DMを受け取り約7割が何かしらのアクションを起こしている。インターネット検索などのクロスメディア効果があることが調査から判明。

▽割引DMでは「○%引き」より「○円引き」。似た表記でも倍以上の差が。また性別・年代により興味を持つ表記が異なる結果に。

▽購入履歴や年代、性別による好みなど「蓄積データによって最適化されたDM(パーソナライズDM)」は「メリットがある情報」であれば40%強から好意的に受け取られ、良い情報提供ツールであると考えられる。

 なお、詳細な資料は、http://labolis.toppan-f.co.jp/knowledge_dl/からダウンロードできる。