2015年2月21日 06:12 | 無料公開
裁判の証拠として提出されたものと同様な手法で作成された、体の3D画像のサンプル(八十島プロシードNextMED開発室提供)
神戸市の路上で通りがかりの女子大生を包丁で刺して重傷を負わせたとして、殺人未遂などの罪に問われた無職の男(22)の神戸地裁での裁判員裁判で、神戸地検が被害者の体のコンピューター断層撮影(CT)を基に3次元(3D)画像を作成し、証拠として提出していたことが21日、関係者への取材で分かった。
鑑定書や写真からコンピューターグラフィックス(CG)を作成した事例はあるが、被害者の体を撮影したデータを3D化して裁判員裁判で使用するのは珍しいとみられる。
地検幹部は「実際のCT画像から作成したので推測が入っておらず、証拠として一層客観性が高い」と評価する。