「普天間基地を普天間に移転する必要はない、なぜなら、ヘリ部隊はグアムに移転するからだ」という指摘を自民党政権は無視し続けてきた。沖縄返還時に日本政府が米国政府に裏金を支払ったことを吉野文六元アメリカ局長が証言した12月1日当日、伊波洋一宜野湾市長が記者会見し、【普天間移設問題について、11月20日に米軍が公表したグアム移転に関する環境影響評価書(アセスメント)案を基に「普天間の航空ヘリ部隊はグアムに移転する」と主張。来週にも首相官邸など関係省庁を訪ね、県内移設の中止に向け、グアム移転計画を検証するよう正式に要請する意向を明らかにした】(http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20091202rky00m010001000c.html)。
30年以上前の密約の存在を認めた吉野文六証言はNHKを含む各局のニュースで時間を割いて流され、翌日の紙面でも大きく取り上げられた。
では、いま、現に実行されようとしている密約を告白した伊波洋一宜野湾市長会見はどの程度の扱いだったのだろうか…。
吉野証言は確かに重要だ。しかし、その重要さは、二度とそのような歴史を繰り返さないということを確認する意味において、であるはずでしょ。
さぁ、そこで、吉野証言を伝えた記者のうち何人が伊波会見に関心を持ったのか、が問題になる。
そもそも、グアムに移転して不要となる普天間をなぜ辺野古に移すのか?
米政府は辺野古に基地をつくることによって「思いやり予算」を獲得しようとしているのだろう。そして、日本の当時の政府は、基地建設費、維持費を、自民党支持者に流せるというメリットがあったはずだ。これは、まさに、沖縄密約の再現といえる。悲劇のデジャブだ。
いま、この瞬間、この新しい沖縄密約を解き明かすことを決意している記者は何人いるのだろうか?
吉野証人は、沖縄返還時の日本側負担金のうち7000万ドルの核兵器撤去費用は、つかみ金であることも法廷で明らかにした。核兵器を撤去するために必要なのは、クレーンで船に乗せて運ぶだけ…。そんなことに7000万ドルもかからないことは当時すでに明らかだった。しかし、そこに踏み込んだ記者は西山記者のほか、何人いたのだろうか?
当時、沖縄から撤去された核兵器の移転先は、奇しくもグアム…。
いま、このブログを今回の沖縄密約情報公開訴訟について最初に検討した打ち合わせ室で書いている。
沖縄密約自体は今回の報道で広く認識された。しかし、沖縄密約を報道することは、新しい沖縄密約を取材しないこと、報道しないことの免罪符にはならない。
白旗を上げず、徹底的に追及してほしい。30年後、弁護団が代理人稼業を続けることができているかどうか、分からんし、記者の皆さんもでしょ(笑)
伊波市長による説明→http://www.masrescue9.jp/index_images/iwarepo.pdf
★いますぐできること~グリーンピースのキャンペーン
民主党は、「在日米軍基地のあり方についても見直しの方向」とマニフェストに掲げました。しかし、米国からは、沖縄の米軍普天間飛行場を辺野古・大浦湾地域に移設するように強く迫られており、方針の決定は今週とも来週とも言われています。
国民の意志を汲まず、辺野古沿岸に広がる豊かな海洋生態系を破壊する一連の動きを黙って見ていることはできません。あなたの想い、意見を関係者に届けましょう。
メッセージは、鳩山首相、岡田外相、小沢環境相、首相官邸、外務省に送られます。
なお、署名の形式で送信しますので、送られるメッセージはグリーンピースの名前で送られるのではなく、あなたのお名前、メールアドレスで送られることをあらかじめご了承ください。
パソコンからの署名→http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/dugong/2009/situation2009_html
携帯からの署名→https://www.greenpeace.or.jp/ssl/okinawa/index_html
★力を集結しよう
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
普天間基地はいらない 新基地建設を許さない 12・15緊急集会
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
●日時
12月15日(火) 18:00開場 18:30開会 20:30終了(予定)
※デモはありません。
●会場
星陵会館ホール
東京都千代田区永田町2-16-2 電話03(3581)5650
東京メトロ・有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」
6番出口・徒歩3分
東京メトロ・千代田線「国会議事堂前駅」
5番出口・徒歩5分
●発言
山城博治さん(沖縄平和運動センター・事務局長)
安次富浩さん(ヘリ基地反対協・共同代表)
民主党や社民党から国会情勢の報告
平和フォーラム加盟団体からのアピール
辺野古への基地建設を許さない実行委員会からのアピール
ほか
●呼びかけ
フォーラム平和・人権・環境
辺野古への基地建設を許さない実行委員会
********************************************************
在沖縄米軍・普天間基地の移設を巡る状況が急を告げて
きました。鳩山由紀夫首相は県外移設を含めた計画の
見直しを表明していますが、北澤俊美防衛大臣は辺野古への
移設を容認し、岡田克也外務大臣は嘉手納統合を視野に
県内移設を主張しています。
沖縄県では11月8日に2万1000人が参加しての
県内移設に反対する集会が開かれ、普天間基地の撤去と
県内移設反対の、大きな声があがりました。
こうした沖縄の動きに応えるために、緊急集会を実施します。
会場の星陵会館ホールホールを「米軍基地はいらない!!」の
声で埋め尽くしましょう。
**********************************************************
なお、集会に関する情報は、以下のサイトで更新しています。
http://www.peace-forum.com/mnforce/2009/okinawaaction.htm
【PR】
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。なお、多忙につき、試行的に、コメントの反映はしないようにします。コメント内容の名誉毀損性、プライバシー侵害性についての確認をすることが難しいためです。情報提供、提案、誤りの指摘などは、コメント欄を通じて、今後ともよろしくお願いします。転載、引用はこれまでどおり大歓迎です。
30年以上前の密約の存在を認めた吉野文六証言はNHKを含む各局のニュースで時間を割いて流され、翌日の紙面でも大きく取り上げられた。
では、いま、現に実行されようとしている密約を告白した伊波洋一宜野湾市長会見はどの程度の扱いだったのだろうか…。
吉野証言は確かに重要だ。しかし、その重要さは、二度とそのような歴史を繰り返さないということを確認する意味において、であるはずでしょ。
さぁ、そこで、吉野証言を伝えた記者のうち何人が伊波会見に関心を持ったのか、が問題になる。
そもそも、グアムに移転して不要となる普天間をなぜ辺野古に移すのか?
米政府は辺野古に基地をつくることによって「思いやり予算」を獲得しようとしているのだろう。そして、日本の当時の政府は、基地建設費、維持費を、自民党支持者に流せるというメリットがあったはずだ。これは、まさに、沖縄密約の再現といえる。悲劇のデジャブだ。
いま、この瞬間、この新しい沖縄密約を解き明かすことを決意している記者は何人いるのだろうか?
吉野証人は、沖縄返還時の日本側負担金のうち7000万ドルの核兵器撤去費用は、つかみ金であることも法廷で明らかにした。核兵器を撤去するために必要なのは、クレーンで船に乗せて運ぶだけ…。そんなことに7000万ドルもかからないことは当時すでに明らかだった。しかし、そこに踏み込んだ記者は西山記者のほか、何人いたのだろうか?
当時、沖縄から撤去された核兵器の移転先は、奇しくもグアム…。
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沖縄密約自体は今回の報道で広く認識された。しかし、沖縄密約を報道することは、新しい沖縄密約を取材しないこと、報道しないことの免罪符にはならない。
白旗を上げず、徹底的に追及してほしい。30年後、弁護団が代理人稼業を続けることができているかどうか、分からんし、記者の皆さんもでしょ(笑)
伊波市長による説明→http://www.masrescue9.jp/index_images/iwarepo.pdf
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民主党は、「在日米軍基地のあり方についても見直しの方向」とマニフェストに掲げました。しかし、米国からは、沖縄の米軍普天間飛行場を辺野古・大浦湾地域に移設するように強く迫られており、方針の決定は今週とも来週とも言われています。
国民の意志を汲まず、辺野古沿岸に広がる豊かな海洋生態系を破壊する一連の動きを黙って見ていることはできません。あなたの想い、意見を関係者に届けましょう。
メッセージは、鳩山首相、岡田外相、小沢環境相、首相官邸、外務省に送られます。
なお、署名の形式で送信しますので、送られるメッセージはグリーンピースの名前で送られるのではなく、あなたのお名前、メールアドレスで送られることをあらかじめご了承ください。
パソコンからの署名→http://www.greenpeace.or.jp/campaign/oceans/dugong/2009/situation2009_html
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●日時
12月15日(火) 18:00開場 18:30開会 20:30終了(予定)
※デモはありません。
●会場
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東京都千代田区永田町2-16-2 電話03(3581)5650
東京メトロ・有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町駅」
6番出口・徒歩3分
東京メトロ・千代田線「国会議事堂前駅」
5番出口・徒歩5分
●発言
山城博治さん(沖縄平和運動センター・事務局長)
安次富浩さん(ヘリ基地反対協・共同代表)
民主党や社民党から国会情勢の報告
平和フォーラム加盟団体からのアピール
辺野古への基地建設を許さない実行委員会からのアピール
ほか
●呼びかけ
フォーラム平和・人権・環境
辺野古への基地建設を許さない実行委員会
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きました。鳩山由紀夫首相は県外移設を含めた計画の
見直しを表明していますが、北澤俊美防衛大臣は辺野古への
移設を容認し、岡田克也外務大臣は嘉手納統合を視野に
県内移設を主張しています。
沖縄県では11月8日に2万1000人が参加しての
県内移設に反対する集会が開かれ、普天間基地の撤去と
県内移設反対の、大きな声があがりました。
こうした沖縄の動きに応えるために、緊急集会を実施します。
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