JFL ファーストステージ 第10節 MIOびわこ滋賀 vs ラインメール青森FCの試合後に、スタジアムDJの方が審判批判をアナウンスするという出来事があったようです。

取り扱いにかなり悩みましたが、まとめ作成の依頼をいただいたこともありますし、諸々考えさせられることもありましたのでまとめることにします。

経緯






公式記録: http://www.jfl.or.jp/jfl-pc/pdf/2017A001/2017A0011016.pdf

問題となった場面を公式記録で確認すると、56分のラインメール青森FCの先制点の場面だと思われます。

現地にいた方のツイートを確認すると、副審がフラッグを上げてオフサイドを主張したが、主審の判断でゴールを認められたとのこと。今回の試合はWeb配信もなく、Jリーグのようにハイライト映像の公開も無いので映像を確認してどのような状況であったのか、主審の判断の是非等々を確認することはできません。

ただ、この主審の判断について納得がいかなかったことが、スタジアムDJの方の行動につながったのではないかと推測できます。

あくまで一個人の見解として



















一連のツイートをまとめ
・スタジアムDJによる審判批判は事実としてあった
・今回の行動の裏に汲み取れる背景として
 >チームが連敗中であり、数ヶ月勝利していない
 >問題のシーンを目の前で見ていた
 >映像等が無いので事実を振り返ることができない
 と、整理することが難しい感情要因があったこと
・審判の判定の是非はともかく、ファンの要望としてハイライト映像の配信を強く希望したい
・今回の行動について慣例に従えばMC(マッチコミッショナー)の裁定(注意、謝罪等)があるため「運営全員解雇しろ」というような行き過ぎた論調は違う
・必要な謝罪と反省をし、前に進んでいきたいということ

※補足

不快に感じた理由



不快に感じる理由
1. 敗因=審判という評価を観客に喧伝しようとする悪質な煽動行為だと感じたこと
2. 審判団に対する敬意を著しく欠いていること
3. 遠くから応援に来ている青森サポーターに対してあまりに失礼であること

今後に向けて






さいごに

サッカーの試合を見ていると、審判の判定に納得ができない場面に遭遇することがあります。

日本に限らず、世界のサッカーシーンでも、明らかなゴールがノーゴールと判定されてしまったりと、あまりにも理不尽な例もあります。

判定の是非はともかく、それに納得できるかどうかは、どちらのチームを応援しているかで変わることもあります。有利、不利の感情は大きく揺れるもので、正しい判定でもマイチームに不利なものであれば納得ができませんし、有利なものであれば間違ったものでも見てみないふりをすることもあります。

カテゴリーが下がると判定の質が下がるといった意見もありますし、そこに対して思うことがある方もいると思います。私も判定に納得が行かなくて、試合後に酒を呑みながら延々と愚痴を吐き、悶々とした1週間を過ごしたなんて経験もあります。このカテゴリーには、このカテゴリーなりの見方があるというのは、ここにも通じる言葉かと思います。

ただ、この曖昧さもサッカーなんですよね。

人間がやることですからミスはあります。これは選手も、審判も、スタジアムDJも同様です。

今回、不快な思いをされてしまった方がいるという状況があったことは残念に思いますが、人間ですから時には感情の整理が難しくて衝動にかられて行動してしまい失敗してしまうこともあるかと思います。一連の流れを整理すると、そこにたくさんの「思い」があったことは酌むことはできます。

スタジアムDJの方には、今回のできごとを糧とし、提供する側の自覚を持って、会場を訪れたファンの方々に「また来場したい」と思っていただけるようなホームゲームを演出していただけたらと思います。

ファーストステージ第6節では、運営の方々の素晴らしい対応を記事にさせていただきました。今回の行動でこれら全てが否定されるものではありません。

同じく、アマチュアカテゴリーを盛り上げたいという意思を持つ仲間として応援しています。

みんなでよいものを作っていけるように、お互い頑張りましょう。


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