ブロック投下完了 沖縄防衛局、破砕許可最終日に


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
大型コンクリートブロックの投下をするクレーン船。後方の船は資材を積んだ台船=31日午後3時すぎ、名護市の大浦湾

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に伴う新基地建設で31日、汚濁防止膜(オイルフェンス)の海底基礎となる大型コンクリートブロックが少なくとも19個投下された。2月7日から投下が続いており、計画された計228個の投下作業が終了した。

 午前10時半ごろから午後3時40分ごろまで、2台の大型クレーン船によって作業が進められた。31日は県の岩礁破砕許可の期限最終日に当たっており、防衛局が投下を終えるよう作業を急いだとみられる。

 沖縄防衛局は「日常的に海上での抗議が行われていることから、工事の進ちょくは答えられない」と詳細を明らかにしていない。市民らによるこの日の海上抗議は行われなかった。

 工事車両の出入り口となる米軍キャンプ・シュワブゲートには約50台の車両が入り、コンクリート片やクレーンの一部などが搬入された。