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戸籍公開、危惧する声

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記者会見で日本と台湾の「二重国籍」問題への対応について答える民進党の蓮舫代表=国会内で2017年7月13日午後3時4分、川田雅浩撮影
記者会見で日本と台湾の「二重国籍」問題への対応について答える民進党の蓮舫代表=国会内で2017年7月13日午後3時4分、川田雅浩撮影

 民進党の蓮舫代表が18日、自らの戸籍関連資料を公開する。東京都議選の惨敗を受け、党内の一部から「『二重国籍』問題をうやむやにしたためだ」と要求されたことが発端。ただ、戸籍は過去に深刻な差別も生んできた。民進党の議論は果たして妥当なものと言えるのか。【岸達也】

 蓮舫氏は2004年参院選で初当選し、現在3期目。公職選挙法は候補者に戸籍謄本または抄本の提出を義務づけており、蓮舫氏も立候補した時点で被選挙権の要件である「日本国籍」の確認を受けたのは明白だ。

 また、二重国籍を直接の国会議員の失職事由とする法令はない。国籍法に詳しい名城大の近藤敦教授(憲法)は「戸籍は基本的に非公開であるべきだ。党内事情で公開に応じるとすれば、社会に深刻な影響を与えかねない」と警告する。

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