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■松井淳紀個展「精神の透視化」 (2012年12月4日まで、北見)

2012年12月03日 22時35分00秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 北見の近傍、オホーツク管内置戸町在住で創作活動に取り組んでいる松井淳紀さんの個展です。

 松井さんは、この夏、同町の旧秋田小校舎で開かれた「置戸コンテンポラリーアート」の主催者の一人として開催に奔走したほか、網走での個展、北見では写真小品展、さらにボーダーレス☆ウオークと題したアール・ブリュットの展覧会プロデュースなど、活発に活動を展開しています。41歳です。

 今回の個展は「精神の透視化」と題されています。
 個々の作品には題がなく、「個展全体をひとつの作品として見なしてもかまいません」。




 目を引くのが、用いられている素材の多様なこと。
 上の画像の作品は、コンパネを支持体にステンレス板を貼り、さらにモップや、ちぎったサンドペーパーなどをコラージュしています。ステンレスはバーナーで表面を焦がしています。

 松井さんの実家は板金業を営んでいたとのこと。
「ステンレスはナイーブな素材。小さい頃から身近にあったことのも、影響しているかもしれませんね」

 正面から見ると、かならず自分自身が反射してうつってしまいます。




 こちらは、マニキュアや、ネイルアート用の素材、薬品なども使っています。
 とにかく素材が多様なのが、今回の特徴といえます。




 ことばではなく、造形という方法論で、自らのこころと精神のありかを表現使用としたのが、今回の個展だと思います。 



2012年11月28日(水)~12月4日(火)9:30am~5:30pm(最終日~2pm)
NHKぎゃらりー(北斗町2 NHK北見放送局)



・JR北見駅から直進、約1.2キロ、徒歩16分
・大通、北見駅から北海道北見バス「緑ケ丘団地線」で「NHK」降車すぐ。「高栄団地線」「若葉線」で「北斗高校」降車、約320メートル、徒歩4分


置戸コンテンポラリーアート(2012年)


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