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■川本ヤスヒロ展~音楽の空間 (2017年3月22~27日、札幌)=訂正あり

2017年03月27日 10時27分47秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 川本ヤスヒロさんは石狩在住の画家。
 全道展会員で、グループ「櫂展」にも所属し、石狩美術協会の旗揚げにも活躍しました。独立美術にも出品していたはずです。
 昨年までは北海高校の先生方と「書と絵の五人展」も毎年正月に開いていました。

 これまで絵筆を執るかたわら、全道展事務局長や北海高美術部顧問などとして忙しく過ごしてきましたが、同校を退くのを機に昨年春、3カ所で同時に個展を開催しました。
 筆者は3カ所とも見ているのですが、記事をアップできなくて、申し訳ありません。
 末尾に、スカイホールの会場風景の画像を掲載してあります。

(※訂正。全道展事務局長は任期3年なので、この秋までは事務局長とのことです。失礼いたしました。3月30日記)


 さて、川本さんといえば、厚塗りで強いタッチの、しゃれこうべなどを題材とした、生と死を考えさせる大作を制作してきました。
 ご本人はいたって温厚な方ですが、画風は重々しいのです。
 ところが近年は、厚塗りのタッチは以前と変わらないながら、オーケストラの演奏者を題材とすることが多くなっています。なんともいえず、穏やかな境地を感じさせるのです。

 今回は小品展。
 いちばん多いのは、フルートを奏でる女性です。「音楽の空間」という題がついています。




 中央は「アントワネットの肖像(ジャン・クリストフより)」。
 えーと、『ジャン・クリストフ』はフランスのロマン=ロランの長篇小説で、バイオリニストの成長を描いた話だったけど、こんなヒロイン出てきましたっけ?(汗)




 大勢の奏者を描いているのは今回はこの1枚。 
 「ミサ曲ロ短調 BWV232」で、水彩やクレパスで描いています。バッハの典雅な音が響いてくるようです。




 デッサンも並んでいます。

 この右側に「ふたり(蜜蜂と遠雷より)」という、2人の頭部を並べた絵もありました。「蜜蜂と遠雷」は、いちばん新しい直木賞受賞作ですね。


 大谷裕子、高橋理恵子の2氏が賛助出品しています。


2017年3月22日(水)~27日(月)午前10時~午後10時(土日月~午後7時、最終日展示~5時)
カフェ北都館ギャラリー(札幌市西区琴似1の3)




・地下鉄東西線の琴似駅から約270メートル、徒歩4分
・JR琴似駅から約740メートル、徒歩10分

・ジェイアール北海道バス「山の手一条通」から約920メートル、徒歩12分(快速、都市間高速バスは通過)
・ジェイアール北海道バス、中央バス「西区役所前」から約960メートル、徒歩13分

カフェ北都館ギャラリーへの道順



 昨年の個展のようすです。




・川本ヤスヒロ展~心の風景画展~=3月15日~20日午前10時~午後6時(最終日~5時)、スカイホール(札幌市中央区南1西3 大丸藤井セントラル7階)。

・川本ヤスヒロ展~音楽の空間~=3月16日~21日午前10時~午後10時(土日~7時、最終日展示~5時)、カフェ&ギャラリー北都館

・川本ヤスヒロ展 絵と陶芸=2月29日~4月2日午前11時~午後8時(土は正午~5時、最終日~3時)、日祝休み、喫茶いまぁじゆ(中央区北1西18)



石狩美術協会5周年 (2016)

櫂展 第9回(2014)
第8回(2012年) 画像あり
第5回櫂展(2007)
第4回櫂展(2006)
第16回書と絵の五人展(2006)

川本ヤスヒロ展(2004)画像あり
グループ櫂展(2003)
川本ヤスヒロ展(2003)


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