富山の弁護士、５回目の懲戒で退会命令／MSN産経ニュース

2013.9.6 21:16 ［地域の話題］

　富山県弁護士会は６日、犯罪被害者にしつこく示談を持ちかけたなどとして、高森浩弁護士（４６）を４日付で、退会命令の懲戒処分にしたと発表した。高森弁護士は平成１３年以降、計４回の懲戒処分を受けており、弁護士会は「過去の処分も考慮し除名に次ぐ重い処分にした」としている。

　弁護士会によると、高森弁護士は２２年７月ごろ、被告人の弁護を担当した性犯罪事件で、示談を拒否していた被害者の女性宅などに「裁判が終われば、検察官は不要品を捨てるように相手にしなくなる。気の毒なので話し合いたい」などと示談を求めて何度も手紙を送るなどした。女性から昨年４月に弁護士会に懲戒請求が出ていた。

　高森弁護士は、１３～１８年に計４回、成年後見人として管理する男性の金約１００万円を横領したなどとして、戒告や業務停止の処分を受けた。弁護士会の藤井輝明会長は「恥ずべきことで、遺憾だ」と話した。

引用：富山の弁護士、５回目の懲戒で退会命令 – MSN産経ニュース