沖縄県、督促コールセンター開所 自動車税滞納者に納税促す


この記事を書いた人 松永 勝利
県自動車税コールセンターが開所し、納付期限を過ぎても納めていない滞納者に納税を促すオペレーターら=19日午前、那覇市寄宮のNTT西日本寄宮ビル

 沖縄県自動車税を今年5月末の期限までに納めなかった滞納者に督促の電話をするコールセンターが19日午前、那覇市のNTT西日本寄宮ビルで開所した。7月末まで、約4万9千人の滞納者に電話で納税を促す。2017年度の期限内納付は確定していないが、県によると前年度の期限内納税率84・5%を上回る見通し。

 県は19日、滞納者への督促状を送付した。コールセンターによる納付呼び掛けは2013年度から始めている。今回は常時9人体制で、慰霊の日の23日を除く毎日午前9時~午後8時「納め忘れはないですか」と滞納者に呼び掛ける。

 開所式で千早清一税務課長は「自動車税は県の重要な財源。納付率のさらなる向上へ取り組みを進めていきたい。皆さんの優しい声で自主納付につなげる取り組みをお願いしたい」とあいさつした。

 コールセンター業務はNTTマーケティングアクトが受注した。オペレーターを代表して具志堅裕子さんが「早期の税収確保、今後の滞納の未然防止に向けて、滞納者へ電話によるハートフルな応対を通して、自主的納付の呼び掛けを行うことを宣言する」と決意表明した。【琉球新報電子版】