ことしの新潟産コシヒカリ、1等米比率88%

 県農産物検査協会(新潟市西区)がまとめた平成26年県産米の品質概況によると、同年産コシヒカリの1等米比率(9月末日現在)は88・3%だった。前年同期の72・9%から15・4ポイント上昇し、21年産の92・4%に次ぐ高水準という。

 米飯向けうるち玄米の総検査量は24万トン。約6割を占めるコシヒカリについて同協会は「全体的な品質は平年より良い」と評価した。要因について県は、稲穂が実り始める8月上旬以降の平均気温が24度~25度前後と適温▽倒れる稲が出ないよう水や施肥などの栽培管理を徹底した-と分析している。こしいぶきの一等米比率は、23年産以降80%台で推移していたが45・0%に低下。7月下旬以降の高温や日照不足などの影響が重なったとみている。

会員限定記事会員サービス詳細