2024年5月16日木曜日

昔、千葉大学空手部昭和41年卒の有志一同が手の指程度の細い桜の苗を1本寄贈して、私が管理をしていた園芸学部の研究圃場の一角に植樹した正確な時期を失念していましたが、同期の仲間の一人の掛川氏が当時同期会を呼び掛けたメールを保存していて、私が千葉大学を定年退職した2008年4月3日だったということがわかりました。今日掛川氏が2008年4月3日とプリントした紫外線耐性のテープ(フィルム)(2,500円ぐらいしたとのこと)を持参して研究圃場に来てくれ、桜の樹の下の記念立看に追加してくれました。これで、私たち同期の仲間が全員あの世に逝った後も何年にも亘って桜は花を咲かせ続け、由緒を期した記念立看も残る筈です。作業をしている時に古い腐った樹の株を動かしたら、下から大きなミミズが出てきました。
園芸学部の運動広場は緑色が濃くなり、百周年記念ホール横のモミジバフウと大イチョウの葉も日に日に逞しい緑色になってきました。広場の隅にある黄金葉ニセアカシアと思われる木の葉は正に黄金色に近い色になってきました。D112号室で就職ガイダンスがあり、FAMIC(独立行政法人農林水産省消費安全技術センター)職員になった園芸学部卒業生が来て話をすることになっていましたので、どういう話をするか傍聴に行きました。続いて農水省統計部の職員のガイダンスもありました。最近は学生の就職は売り手市場(求人数に対して求職者数が少ない)と言われているらしく、そいう時代は公務員志望者が少なくなりますので、FAMICも農水省統計部もあちこちの大学に職員を派遣して勧誘活動をしているのでしょう。
近所の家の庭には真紅とピンクの蔓バラが咲いていました。柑橘の葉にはアゲハチョウsp.の幼虫がいました。果たしてこれらの幼虫の中の何頭が途中で天敵に食べられずに成虫(蝶)にまでなれるか・・。

2024年5月15日水曜日

農薬工業会の第93回通常総会が東京(日本橋茅場町の鉄鋼会館)であり、その後の中村 純先生(玉川大学名誉教授)による特別講演「ハナバチ類のための資源創出事業」に参加して拝聴してきました。会場では撮影、録音、録画は禁止となっていましたが、講演スライドはプリントして資料として配布されました。中村先生は玉川大学での現職時代にはミツバチについて研究をされていましたが、今日の講演はミツバチやマルハナバチのような社会性がないハナバチ類を中心とした大変興味深い内容でした。私にとって特に興味深かったのは、最後の話題の耕作放棄地をお花畑にしてミツバチやハナバチ類の保全を図るという提案でした。現在、市民グループの「矢切りの耕地を未来につなげる会」と一緒に取り組んでいる矢切の高齢化して後継者のいない農家の耕作放棄地を生かす方法の一つとして、蜜源植物の栽培ができないか・・検討してみる価値がありそうです。なお、日本農薬工業会は今日から名称を変えて、Crop Life Japanとなり、日本語ではカタカナでクロップライフジャパンとなるとのことでした。社会的にあまりにも悪いイメージが一般化した「農薬」という言葉を避けるという狙いと、国際的にすでにCrop Lifeという言葉が定着している(Crop Life InternationalとかCrop Life Asiaとか)というのが理由のようです。
講演会後の懇親会にも参加して、松戸駅に帰って来た時には小雨が降っていました。道沿いのツツジの花が小雨に濡れて生き生きしているように見えました。

2024年5月14日火曜日

昨日13日(月)は私の長姉杉田佐紀子(昨年享年92才で没)の一周忌の法要が東京(地下鉄丸ノ内線四谷三丁目駅近くの日蓮宗の施設)で行われ、参列してきました。姉は私より12才年長で、本山家が終戦後(1945年)に朝鮮の平壌(ピョンヤン)から引き揚げる時に、ソ連兵にみつからないようにマタギ(地元の猟師)の案内で山道を歩いて38度線を越えた時に3才だった私を背負ってくれたと聞きました。引き揚げて宮崎県小林市に住んでいた時に、津田塾女子大学に合格して、親が貧乏で十分な仕送りができない中で、寄宿舎に住んで働きながら卒業し、卒業後は英語教師になりました。兄健輔と次姉久子はすでにブラジルで亡くなっていますので、本山家の子供で残っているのは末っ子だった私だけになりました。墓地はお寺のすぐ横にありましたが、狭い区画にお墓がびっしり設置されていました。四谷三丁目駅(左門町)と信濃町の間の道路沿いには、創価学会関係の巨大なビルがいくつも建っていて、公明党の区議会議員の選挙ポスターが貼ってありました。
昔園芸学部の研究圃場に寄贈した桜の樹の周囲の竹笹と雑草を枯らすのに除草剤のグリホサートを1瓶(500ml)水で約50倍に希釈して散布しましたが、薬液量が不十分な気がしましたので、ホームセンターに行ってさらにもう1瓶(500ml)買ってきて、今度は除草剤散布用の如雨露(じょうろ)で散布しました。竹笹とカラスウリは根まで浸透させて枯らすことが必要ですので、果たしてこれで十分かどうかまだ自信がありません。少し様子をみようと思っています。
近所のコンビニの建物の横にはタマサンゴが自生していますが、昨年の橙色の実がまだ少し残っている状態で今年の新しい花が咲いていました。タマサンゴの実は奇麗で美味しそうに見えますが、ソラノカプシンという有毒成分が含まれているとのことです。