石狩市厚田にアトリエを構える銅版画家福岡幸一さんの個展。
法邑芸術文化振興会が主催する企画展だ。
ただし、新作はほとんどない模様。
会場に入って左側の壁には、2006年から最近まで取り組んできたアンモナイトなどの古生物を題材にした作品が15点。
冒頭の画像の手前は「白亜紀の陸カメと卵の化石」。
いちばん新しいのは、「ティディモセラス」。
右側の壁には、1996年の「冬のイタヤカエデ I」「冬のスズカケ」以降、冬の、葉のついていない木を写生的に描写した作品が12点。
そして、いちばん奥には、10点組の「早春の古木 桂」が展示されている。
これは、札幌市南区の黄金湯にある巨木である。
筆者はなぜか、それぞれの作品が出品された会場のことを思い出していた。
たとえば、「桂」の大作は、円山北町にあった旧temporary spaceがお目見えだったと思う。
左側の画像に見える、後志管内余市町のリンゴの木を題材にした作品は、裏参道にあったエルエテ・デュ・ミュゼでの個展だったように記憶している。
いまは無いギャラリーが多いな(苦笑)。
アンモナイトや古生物の連作は、北大・遠友学舎や三笠の博物館で見た。
一般的な銅版画なんだから、発表場所はあんまり関係ないような気がするんだけど、どうして会場のことを思い出すんだろう。
2011年6月1日(水)~9日(木)10~6時(最終日~5時)、5日休み
ギャラリー茶廊法邑(札幌市東区本町1の1)
・地下鉄東豊線「環状通東駅」から750メートル、徒歩9分
・中央バス「本町2条1丁目」から350メートル、徒歩5分
□福岡幸一画集のページ http://w01.tp1.jp/~a160310061/gasyu.html
■福岡幸一アンモナイト版画展(2010年)
■福岡幸一版画展(2007年) ●同展のおしらせ
■福岡幸一版画展 ~北の樹、果樹~(2003年)
■福岡幸一版画展(2003年)
■福岡幸一版画展(2002年)
■福岡幸一展(2001年)
=2007年以前、画像なし