2009年10月8日木曜日

バズワーズ

「バズ(buzz)」という言葉は、もともと、蜂がブンブンとうなり続けている様子を表しており、そこから派生して、世間の群衆が噂話でざわめいている状況を表す言葉として使われている。つまり、バズ・ワードとは、世間、あるいは業界一般などの一定の一般的なグループの間で喧伝されてはいるが、その実態が明確ではない言葉を表している。

結果として、その分野に明るくない人にイメージだけを押し付けたり、「よくわからないが凄そうなこと」を想起させることを目的とした宣伝文句として使ったりすることも可能であり、言葉だけが先歩きして広まることも多いため、事情を知らない多くの人は価値のある言葉としてとらえてしまうことがある。

ただし、意識的、あるいは無意識的な言葉の意味の変化のために、ある語がバズワードであるかは時代によって異なる場合がある。また、最近では「バズワード」自体がバズワードになりつつある傾向にある(新しく出てきた言葉を十把一絡げにバズワードとする傾向)。

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