旅立ちはスイス最大の都市チューリヒから。夜行列車「ウィンナー・ワルツァー号」に乗り込み、ハンガリーの首都ブダペストへ向かいます。ヨーロッパの中央部に位置する大平原の国ハンガリー。「ドナウの真珠」と謳われるブダペストを起点に、初秋を迎える実りの大地を走ります。まずは、風光明媚なリゾート地・バラトン湖を周遊し、中世の街並みが美しい古都ショプロンへ。南部では、音楽家コダーイの故郷ケチケメート、ドナウ川沿いのバヤ、古い歴史を誇るペーチを訪れます。そして、大平原プスタの広がるハンガリー東部を周遊。世界遺産の村ホッロークーや貴腐ワインの里トカイに立ち寄り、伝統的なお祭りや食文化も紹介します。祖先はアジア系騎馬民族といわれ、どこか親しみを感じるハンガリーの人々。美しい歌声を披露してくれた少女合唱団や、子ども鉄道の小さな鉄道員たちをはじめ、行く先々で、たくさんの素敵な笑顔に出会いました。
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