フリーアナウンサーの高島彩(32)が、古巣・フジテレビのピンチに一肌脱ぎ、4月から昼帯の番組司会を担当するという。スポーツ紙放送担当記者が話す。

「まだ広報部は否定していますが、今月中にも発表される見通しです。8年連続「視聴率3冠」独占を日本テレビに阻まれたことが大きな決め手になったようです。アヤパンが朝の『めざましテレビ』の司会に抜擢された翌年から始まった快進撃が、寿退社と同時にとぎれたわけですからね」

 アヤパン待望論は、昨年秋から局内でささやかれていたという。前出・記者が続ける。

「昼の時間帯はスポンサー収入の面から、制作費や司会者のギャラ問題がネックだったようですが、ベテラン局員の年収程度、推定1回10万円で年間2500万円という破格の契約だったようです。4月から1年契約で、日テレ躍進の人気番組『ミヤネ屋』にぶつけ、視聴率の切り崩しを狙う。同時に安易な韓流ドラマの垂れ流し批判対策にもつながります」

 そんなフジテレビのテコ入れ情報は、ライバルの「ミヤネ屋」スタッフのもとにも伝わっていた。日テレ局員が話す。

「第一報は11月頃でした。まだ司会の宮根(誠司)さんは聞いておらず、『マジ?』と驚いてましたよ。そりゃ宮根さんはフジでもレギュラー番組を持っているわけですからね。すぐに事務所スタッフに確認させていたぐらいです。年末に『ほぼ(アヤパンで)決まり、番組タイトルが“アヤパン屋”なんて話も』という続報が届くと、宮根さんやスタッフにも『挑戦状を叩きつけられたからには引けない』という空気が流れ始めました。TBSの『ひるおび!』が4時間枠にするなど対決姿勢を強めた時も、打ち合わせを密にして完勝しているだけに、今回もより“主婦向け”の情報を盛り込んだ策を練ってくると思います」

 隠し子発覚のスキャンダルで、ターゲットの主婦層から反感を買った宮根に対し、オヤジ殺しの異名を持つアヤパンがどこまで視聴率を回復させるか。女子アナ・ウオッチャーの丸山大次郎氏が占う。

「フリーになってもアヤパンは古巣の年末年始の特番で活躍しまくり、いまだエースと言っても過言ではない出演率でした。また、昨年からビールや、スッピン披露で注目を集めた化粧品CMにも多く出演しているので、主婦層への知名度も十分。企画内容しだいでは大化けの可能性もあります。ただ、主婦1年生のアラサーのアヤパンが、先輩主婦を相手にどこまで共感を得られるか、不安も残ります」

 さらに、夫のゆず・北川悠仁との結婚生活を心配する声も聞こえてきている。芸能レポーターが話す。

「北川の母親が『かむながらのみち』の教祖であることは有名ですが、息子は次期教祖候補。アヤパンも06年から一般信者とともに修行を始め、09年からは教団関係者となり、山籠もりをするなどして異例の出世をしています。昨秋、通常の神社で言えば、“権禰宜”に当たる役職に就いたそうです。と同時に、神社の買収トラブル騒動が発覚するなどしており、主婦層の過敏な反応を心配する声も聞かれますよ」

 とはいえ、昼間からアヤパンのセックスレス特集など過激な内容があれば、「ミヤネ屋」越えも十分にありそうだ。
この続きは全国のコンビニ、書店で発売中の『週刊アサヒ芸能』でお楽しみ下さい。