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2011年12月18日18時5分
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浪江町赤宇木地区、積算100ミリシーベルト超える

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 東京電力福島第一原発の事故による放射能汚染で、福島県浪江町赤宇木(あこうぎ)地区(第一原発から北西31キロ)の積算放射線量が、がんなど健康影響が出るとされるレベルの100ミリシーベルトを超えた。文部科学省が積算線量計を設置している福島県内9カ所(警戒区域を除く)の18日の集計結果でわかった。100ミリを超える地点は初めて。

 赤宇木地区では、事故直後の3月23日から測定を始めた。計算上では、268日目にあたる今月15日に超えたとみられる。同地区は警戒区域外だが線量が高い場所の一つで、積算線量計を毎時換算すると12.9マイクロシーベルトを示している。

 100ミリシーベルトは長期間で被曝(ひばく)すると、がんで亡くなるリスクが約0.5%高まるとされる。内閣府の有識者会議が今月15日にまとめた報告書では、100ミリシーベルトを「長期間の被曝であれば、短時間で被曝した場合より健康影響が小さい」「野菜不足や受動喫煙のリスクと同等」などとしている。

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