【放射能】「さんま は危険」2つの根拠(サンマの放射能汚染)

【さんま は南下する】

北海道のさんまからセシウムが検出されました。当ブログではさんまの放射能汚染について、次の記事でご紹介しました。

【放射能】さんまの検査、たった3件?(放射線 セシウム サンマ)

【サンマ、シラスは安心?】魚(海産物)のセシウム 放射能 検査結果

第一の問題は、「これからサンマは南下する」という点です。サンデー毎日の9月4日号で、このことについて触れられています。サンデー毎日には次のような記述があります。

サンマは8月末は北海道沖が漁場で10〜11月にかけて茨城沖に移動する。川からの汚染の影響を受けやすい沖合近くを通るものがある。全国さんま棒受網漁業協同組合は福島第一から100キロ圏の操業自粛を決めた。(p.139)

果たして半径100キロの自粛で安全なのでしょうか。福島沖を通って茨城沖に移動する秋刀魚はいないのでしょうか?


ストロンチウムは検査すらされていない】

第二の問題はストロンチウムです。中国は福島沖でストロンチウム90を検出したと公表しています。先日は、福島沖のイカからストロンチウムが測定されたと発表されました。

【北京時事】中国国家海洋局は24日までに、福島県沖でサンプルとして採取したホタルイカから中国沿海生物の29倍に当たる放射性物質ストロンチウム90を検出したと発表した。中国沿海生物では通常検出されないセシウム134や、ガンマ線を放出する銀110mも検出された。

時事ドットコムイカから29倍の放射性物質=福島沖の水産物検査強化へ−中国」より。

ストロンチウムは骨に蓄積されるといいます。しかし、日本の検査では骨や内臓を除いてから放射能の測定をしています。また、ストロンチウムについては測定する予定もなさそうです。サンマの料理法は骨ごと焼くものが多いわけですが、ストロンチウムが身に溶け出すことはないのでしょうか?

京都大学の小出助教授は、ストロンチウムの危険性について、次のように述べています。

チェルノブイリ事故のときに日本政府は食品の輸入規制を行った。そのときはセシウム134とセシウム137の合計でキログラムあたり370ベクレルだった。ストロンチウム内部被曝に限って言うと、10倍から100倍の危険がある。魚、海藻、貝類には多く蓄積される。

[http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/05/09/tanemaki-may9/:title=5月9日 ストロンチウムの危険性 小出裕章 (MBS) « 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ]より。