フィロソフィ

極小の芸術作品

ラング&ハイネの時計は時を計るためだけのものではありません。それは繊細な水彩画が単なる絵であるだけでなく、彫像が単なる大理石の塊でないのと同じです。

時計は身に着ける人から発せられるメッセージであり、その人のスタイルと世才を映します。歴史においてかつて頭に載せていた王冠が、今日は手首に飾られているので。美的に卓越した外観に加えて、メカニズムの魅力はきわめて重要な役割を果たします。時計は生涯にわたって時を刻み動き続ける、驚くべき小型精密機械でもあります。そのため多くの人が収集に情熱を傾けることも不思議ではありません。その魅力は細部に対する時計師のこだわりを知ることでより膨らみます。

三つのエレガントなスト ラップ用のラグ

一目で分かる紛れもない特徴: 三つのエレガントなストラップ用のラグは両側でリストストラップをしっかり固定しています。真ん中のラグはリューズに対して時計の縦軸を強調するものです。リューズプロテクトが加わり、個性的かつ美しく均整のとれたケースが生まれます。

細やかな表面仕上げをしたシルバーの装い

18・19世紀の技術の再発見と発展:プレートやブリッジや受けは、細やかな表面仕上げをしたシルバーの装いです。豚毛ブラシと特別な工法を用い、ざらざらとした繊細な革のような表面には最後にゴールドの電気メッキがほどこされます。

ラング&ハイネのスクリュー

時計師の高い要求度と誇りはネジの品質に反映されます。私たちがネジの頭部を丁寧に面取りして錫(すず)でポリッシュし、丸みを帯びたネジ先を含めて螺旋部分にヤギ毛ブラシをかけるのはそのためです。明るく磨き抜かれた鋼のネジは部分的に炎のように深い青紫色をしています:専門職人が一日に作れる数はわずか12本から15本にすぎません。

ハンド・エングレーブの針

針にはあらゆる努力を惜しみません。それは高度な職人技でハンドエングレービングしたルイ15世針にしてもスペード型やカテドラル型で完璧に研磨しポリッシュした針にしても同じです。針は精確に時を計るうえで最終的に最も重要な部分と言えるでしょう。様々な構造をした三次元の造形には最高レベルの職人技が要求されます。

ローズゴールドのホイール

6本のスポークの輪列は、2016年以降すべてのラング&ハイネの時計において硬質のローズゴールドで作られ、精確かつ最小限の摩擦で動作しています。ゴールド(歯車)とスチール(カナ)の組み合わせは、従来の材質の組み合わせに比べはるかに優れています。電気メッキがいらないことも利点の一つです。

ブレゲヒゲ

じっと見つめる呼吸:数学的に正確に計算された曲線を描くブレゲヒゲが生み出すテンプの振動は、目を捕えて離しません。これもまず、卓越した技術で丁寧にその形状に曲げる必要があります。この繊細な作業は経験の豊富な専門職人しかできないものです。

ゴールドのシャトン

丁寧にポリッシュしたゴールドのシャトンの溝によってルビーの受け石に輝きと深さが生まれます。ザクセン地方の伝統を継承して、シャトンはブリッジや受けに埋め込んでネジ留めしています。埋め込んだダイヤモンドはブリリアントカットで、繊細な時計工芸の結晶として冠のように目を惹きつけるハイライトです。その下にはバネのついたルビーの受け石が埋め込まれ、繊細なテンプのホゾへの衝撃をやわらげて保護しています。

生き生きとしたエナメル

生き生きとしたエナメルは様々なダイヤルでその魅力と個性を発揮しています。手間のかかる工程を経て複数の層を重ねていきます:クラシックかつ明快な構造は最高の視認性を約束するものです。

ラング&ハイネのムスターシュ型アンクル

ラング&ハイネのムスターシュ型アンクル-硬質ピンクゴールドで追求する精度:バランス用ウデによってアンクル体の重心が調整され、様々なポジションにおける時計の歩度精度が確保されます。

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